人間の力 (161020)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

致知出版社の「人間力メルマガ」より
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ラグビー元日本代表監督の平尾誠二さんが亡くなりました。追悼
の思いを込めて、平尾さんにご登場いただいた2005年6月号
の記事の一部をご紹介します。

とにかくラグビーに夢中になっていたので、高校に入る時も、自
分がラグビーをする上で一番いい環境を求めて、山口良治先生の
いる伏見工業に入ったんです。

当時の伏見は、まだ全国大会に一度も出ていませんでしたが、山
口先生の名はかなり知られていました。

僕は、既に強くなっているところに入るよりも、これから伸びる
ところで自由にやらせてもらうほうが自分の性に合っていると考
えて、伏見を選んだんです。

自分で決めて入ったわけですから、ラグビーに集中せざるを得ま
せんでしたが、正直言って一年の時は、練習がいやでいやで辞め
ようかと思っていました。

やっぱりきつかったです。5月ぐらいになると、自信をなくして
体調を崩してしまいました。

先生に相談しに行ったら、よく話を聞いてくれて休ませてくれま
した。おかげで、なんで自分はここへ来たのか、と原点に返って
自分を見つめ直す時間を持てて、もう一度立ち向かおうという気
になりました。

立ち直るまでほんの二、三日でした。その間に、一気にパッと変
わったんです。それでたまたまいい具合に波に乗ることができて、
チームも強くなり、二年で初めて全国大会でベスト8入りし、キ
ャプテンを務めた三年で一気に日本一になったんです。

(中略)

(山口監督の指導は)厳しかったですね。当時の仲間たちのほと
んどが殴られていると思いますよ(笑)。いまの時代は許されな
いけれども、当時はそんなこと当たり前でした。文句を言うやつ
もいませんでしたし、ある意味いい時代だったと思いますよ。

そんな中で印象に残っているのは、よく人間の力の話をしてくだ
さっていたことです。非常にいい話で、いまでも僕は大切にして
いるんです。

僕らが三年の頃にはすごく強いチームになっていて、どことやっ
ても勝っていました。前半で点差が4、50点開いたりするので、
つい手を抜いたり、気を抜いたりするんですが、それでも余裕で
勝ってしまう。

すると先生は、ハーフタイムの時にえらい怒るわけですよ。「な
めてんのか!」と。そしてこんな話をよくされたんです。人間の
力は、全部出し切らないと増えない。だから、余すことなく使わ
なければいけないのだと。

いま10ある力を全部出し切ったら、10.001ぐらいになる。
次の試合でその10.001を全部出したら10.002という
ふうに力が増えていく。出し切らずに溜めたら逆に減ってしまう
んだと。

そして最後の締めくくりに、「それがお金と違うところだ」と。
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平尾誠二さんは、何冊か著書を残しています。その中で「理不尽
に勝つ」は、認められない自分を感じたときに読んだ覚えがあり
ます。兎角人は認められないとき「何で、何で・・・」と自分に
ばかり意識が向きがちです。しかし、自分に意識が向いている時
には力がパワー出ないんです。

心よりご冥福をお祈り致します。


 

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