できるかできないかより、どうしたらできるだろうか(101127)

みなさん、おはようございます。今日もツイてます。

松下幸之助翁のエピソードはいろいろな著書で紹介されています。
その中で、カーラジオをめぐるトヨタとのコストダウンについて
の話は有名で語り継がれています。その内容は次の通りです。

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1961年。松下通信工業の幹部が集まり会議が開かれていまし
た。松下が納めていたカーラジオを半年以内に20%コストダウ
ンしてほしいとの要求が、トヨタからあったのです。

それは不可能。静まり返る会議室に、あの伝説の男、松下幸之助
の登場です。第一声はこうです。

「どうして、トヨタさんはこういう要求をしてきたんや?」
トヨタの要求のウラには貿易の自由化の問題があった。競争が本
格化し、このままでは日本の自動車産業そのものが滅んでしまう、
という危機感がトヨタにはあったのです。

「君らは無茶な要求やと驚いてるが、トヨタさんはどうや。どう
すればコストダウンを達成して、日本の自動車産業を発展させて
いくことができるかという危機感でいっぱいやろう。いわば業界
全体、さらには国のために考えてるんや。松下一社の話とはちが
うんや」。

ここはできません、と断ってはいけない。何としても、値を下げ
なければならんと。

これに対して、幹部の一人がこう発言しました。
「けれども、まず5%、半年後に15%、計20%というハード
ルです」

しかし幸之助の考えはこうです。コストダウンというのは5%、
10%を目標にしたらかえってできない。20%となると、もう
小手先の知恵でなく発想を全て変えないとできない。いまこそ発
想のジャンプをすべき時だと。

「これは単に値引き要求を受けたということだけのことではない
んや。日本の産業を発展させるための公の声だと受け止めなけれ
ばならんのやないか?」

「もし20%の値引きに耐えられる製品ができたら、どうや?」
「どうや?」 - ここで会議室の空気が一変したそうです。

「これができたときにはトヨタさんだけやない。全世界の会社が
売ってくれと飛んでくるで。そう考えると、これはピンチやない
な。松下にとって飛躍への天佑やな。チャンスと思わんか?」
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このエピソードはコストダウンの事に書かれているようですが、
本質は違うと思います。できるかできないを考えるのではない。
「どうしたら、できるか?」それが経営の神さまの発想法だった
と思います。

「人間は、行きづまるということは絶対ない。行きづまるという
のは、自分が“行きづまった”と思うだけのことである」
松下幸之助。

実に深いですね。今日もどれだけ自分を成長させることができる
か。意識していきましょう。

 

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