習い方がうまい人とは、習う素直さがある人(111123)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

『致知』2009年8月号に荒川博(日本ティーボール協会副会
長)の対談記事がバックナンバーとして送られてきました。対談
内容は「世界の王」はこうしてつくられた。です。

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【王氏:思えば僕が中学二年の時、草野球の試合に出ていたのを
目に留めていただいたのが、荒川さんとの初めての出会いでした
ね】

そう、忘れもしないね。昭和二十九年十一月二十三日の、午後二
時頃だ。

当時二十四歳だった私は毎日オリオンズ(現・千葉ロッテマリー
ンズ)の選手だったけれど、その頃のプロ野球には秋季練習なん
てなかったから、暇を持て余して近所の隅田公園へ出掛けていっ
た。そしたらそこに凄いピッチャーがいたんだ。

ところがその子は左で投げているにもかかわらず、打つ時になる
と、なぜか右で打つんだよ。で、初めは黙って見てたんだよね。
一打席目三塁ゴロ、二打席目ショートフライ。それで三回目の打
席に立った時にね。

「ちょっと待って、坊や。君は何で右で打ってるの?本当は左利
きなんだろう?次の打席は左で打ってごらん」

と声を掛けたら、「はい」って素直に言ったんだよ。これがすべ
てのきっかけだな。

普通、それまで左で打ったこともない子が、試合中にいきなりそ
んなことを言われたら、「できない」って言うのが当たり前だよ。
ところが次の打席で左ボックスに入ったその坊やは、いきなり二
塁打をかっ飛ばした。

右中間真っ二つ、ビックリするくらいのいい当たり。私はその時
に、あ、この子を、母校の早稲田実業に入れようと思った。そう
すれば絶対に甲子園で全国制覇ができるって。それで試合が終わ
るまで待って、早実に入るよう勧めたんだ。

私はともかくも早実へすっ飛んでいってこういう選手を見つけた
から、二年後には何が何でも入れてくれと頼み込んだ。ところが
翌週に少年の家に行くと、お父さんからけんもほろろに断られて
しまった。

「うちの子には野球なんかやらせない。両国高校へやって東大に
行かせるんだ」って。いや、これは頭がいいんだなと思ったね。

でも私はそこで諦めなかった。人生には「もし」ということがあ
る。もし落っこちた時はどうすんだ、と。そこで近所の知り合い
のオヤジに「もしあそこの家の子が受験に落ちた時には、俺のと
ころへ知らせてくれ」

と頼んでおいた。そしたら結果的に志望校を落ちて、早実へ入る
ことになったんだな。しかし、それにしてもあの時、左で打てと
言われて「はい」って答えた素直さね。

これが王の一番のいいところであって、それが今日の成功をもた
らしたんだよ。この「はい」が。

だから私はいつも「習い方がうまい人とは、習う素直さがある人
だ」と言うんだよ。これがもう第一条件なんだよね。王はその後
も、私に口答えしたことは一回もない。
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今日も「はい」を実践していきましょう。

 

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