「人間のプロ」になるという使命(120116)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

昨年末、前立腺がんのため、74歳で逝去された杉原氏の随想記
事が、致知のバックナンバーで紹介されていました。人間のプロ
とは・・・又プロになる為にどういう心構えで仕事と向き合わな
ければならないかを教えてくれる文章です。

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ゴルフにおける勝者は一つの試合にたった一人しかいない。だか
らこそ、無数の負けとどう向き合うか、また悲観的な状況にあっ
ても、決して腐らず一所懸命に取り組むことが大切になってくる
のである。

そのことを私に教えてくれたのは、オーストラリアのグラハム・
マーシュという選手だった。

彼はもともとゴルフが下手で、しばらくして日本ツアーに参戦で
きるようになったものの、プレーの運び方が非常に鈍く、他の選
手やギャラリーたちをいつも苛々させていた。

約30年前に名古屋で開催された中日クラウンズで彼と一緒に回
った時、初日、二日目とも成績は振るわず、彼も私も予選落ちは
確定と言える状態だった。

しかしマーシュは懸命だった。18番ホールのグリーン上で、入
ろうが入るまいが大した意味のないパーパットを沈めようと、彼
は入念に芝目を読んでいたのである。

一方、勝ち目のない試合だと踏んでいた私は、彼のプレーを苛立
ちながら眺めていた。

しかしそのパーパットを着実に沈めたマーシュは、翌週ぐんぐん
と調子を上げ、予選を通過するどころか、見事優勝を決めてしま
ったのである。

その日の調子が良かろうが悪かろうが、目の前にある一打一打を
一所懸命に打たなければいけない、常にベストを尽くさなければ
いけないと教わった出来事だった。

ゴルフは努力をしさえすればいい結果が得られるものではないが、
どんな時でも一所懸命に取り組んでいないと、よい結果には繋が
りにくい。その時その時において常にベストを求められるのは、
人生においても全く同じではないだろうか。

思えば小学校の頃からゴルフの世界に携わらせていただき、いろ
いろな方にお世話になった。昔はいまのように試合数が多くなく、
出場したくてもできなかったことがたくさんあった。

いまの若いプロゴルファーの多くは、小さな頃から自分のクラブ
を与えられ、試合に出られることも、練習をさせてもらえること
も当然のように思っている。

もっとも、私自身も気がつくのが遅かったが、誰のおかげでゴル
フをしていられるのかと考えた時、私は試合後にお世話になった
スポンサーやコースの支配人宛に礼状を出すことにした。40歳
を過ぎた頃だっただろうか。

私は人は皆、生まれた時から“人間のプロ”になるという使命を
担っているのではないかと考えている。

人間であれば心があるのだから、挨拶もするし、相手への思いや
りも当然持つことだろう。何も特別なことは必要なく、当たり前
のことを当たり前にできるようになれば、その人は人間として立
派なプロなのだ。

ゴルフに限らず、その世界の上位クラスで活躍をする人は一流の
素質か、それに近いものを持っている。しかし人間として一流で
なければ、その人の値打ちは半分以下になってしまう。

人間のプロ──。病気や年齢の壁に立ち向かい、自らに挑み続け
ることもその条件の一つであると思う。
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“人間のプロ”になる為に、目の前の今を一所懸命取り組みまし
ょう。

 

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