イチロー選手の目標設定術(120319)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

「致知随想」の送信メールに「イチロー選手の目標設定術」とい
うのが送られてきました。僕らビジネスパーソンにも大変参考に
なります。一流と言われる所以が理解できます。

以下、長文になりますが紹介します。これから子供(特に男の子)
を指導していく立場の人も大変参考になるのではないかと思いま
す。

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オリックス時代のイチロー選手の専属打撃投手を務め、“イチロ
ーの恋人”とも呼ばれた奥村幸治さん。奥村さんが、イチロー選
手と寝食をともにする中で学んだ一流のあり方とは? 

奥村幸治氏(NPO法人ベースボールスピリッツ理事長、宝塚ボ
ーイズ監督)

オリックスで打撃投手を務めていた頃、不調に陥った選手に「投
げましょうか?」と声を掛けると、ほとんどの場合、「頼む」と
答えが返ってきた。練習することによって、少しでも不安を取り
除きたいと思うのが人情というものだろう。

そんな中、私の申し出に一人だけ首を振った選手がいた。当時2
0歳だったイチロー選手である。試合後にその理由を尋ねてみた
ところ、彼は「僕はこんな心境で試合に臨みたいんです」と言う。

「どんなに好きな野球でも、毎日続けていると、もう疲れた、き
ょうは嫌だなと思う時ってないですか?そうなっては、自分の能
力って絶対に発揮できないですよ。バットが持ちたくて持ちたく
てしょうがない。そういう心境で、僕は試合に臨みたいんです」

そして彼はこう後を続けた。

「初めてお父さんとキャッチボールした時、どんな気持ちになり
ましたか?またやりたいなと思ったでしょ。その気持ちなんです
よ。そういう気持ちが自分でしっかりつくれれば、絶対に技術っ
て向上していくと思いますよ」

イチロー選手のプロ入り3年目の年、彼の専属打撃投手となった
私は、寮生活で1年間寝食をともにし、多くのことを教わった。

彼と初めて出会ったのは、私が20歳、彼が19歳の時だった。

初めてそのバッティングを見た時、年下にこんなに凄い選手がい
るのかと舌を巻いたが、最も驚いたのは、彼が一軍に上がってき
てからのことだった。

キャンプ期間中、二軍でプレーしていたイチロー選手は、夕方に
練習を終えると、早々に眠りに就いた。そして皆が寝静まる深夜
にこっそり部屋を出ると、室内練習場で数時間の特打ちをするの
を日課としていた。

ところがシーズンが始まり、一軍入りを果たした彼は、全くと言
ってよいほど練習をしなくなってしまったのである。

不思議に思って尋ねてみたところ

「体が疲れ過ぎるとバットが振れなくなるから」とのことだった。

一軍でまだ何の実績もない選手が、自分のいまやるべきことは何
かをちゃんと理解して行動している。

私の知り合いにもプロ入りした者が数名いたが、彼の取る行動や
言葉のすべては、他とは一線を画すものだった。

例えばこんな調子である。

「奥村さん。“目標”って高くし過ぎると絶対にダメなんですよ
ね。必死に頑張っても、その目標に届かなければどうなりますか
?諦めたり、挫折感を味わうでしょう。それは、目標の設定ミス
なんです。

頑張れば何とか手が届くところに目標を設定すればずっと諦めな
いでいられる。そういう設定の仕方が一番大事だと僕は思います」

二軍時代のイチロー選手は、マシン相手に数時間の打撃練習をし
ていたが、普通の選手に同じことをやれと言っても、それだけの
時間、集中してスイングすることはできない。

それがなぜ彼には可能なのかといえば、私はこの「目標設定の仕
方」にあるのではないかという気がする。

イチロー選手には自分にとっての明確な目標があり、その日にク
リアしなければならない課題がある。その手応えをしっかりと自
分で掴むまで、時間には関係なくやり続けるという練習のスタイ
ルなのだ。

私が彼の基盤として考えるもう一つの要素は、継続する力、つま
りルーティンをいかに大切にしているかということである。

ある時、イチロー選手にこんな質問をしたことがあった。

「いままでに、これだけはやったな、と言える練習はある?」

彼の答えはこうだった。

「僕は高校生活の3年間、1日にたった10分ですが、寝る前に
必ず素振りをしました。その10分の素振りを1年365日、3
年間続けました。これが誰よりもやった練習です」

私は現在、少年野球チームの監督を務めているが、それと比して
考えてみると、彼の資質がいかに特異なものであるかがよく分か
る。

例えば野球の上手な子にアドバイスをすると何をやってもすぐで
きるようになる。下手な子はなかなか思うようにいかない。

ところが、できるようになったうまい子が、いつの間にかその練
習をやめてしまうのに対し、下手な子は粘り強くそれを続け、い
つかはできるようになる。

そして継続することの大切さを知っている彼らは、できるように
なった後もなお練習を続けるため、結局は前者よりも力をつける
ことが多いのである。

その点、イチロー選手は卓越したセンスを持ちながらも、野球の
下手な子と同じようなメンタリティを持ち、ひたすら継続を重ね
る。私はこれこそが、彼の最大の力になっている源ではないかと
思う。

2000年に結成した私の少年野球チームは当時9名の部員だっ
たが、現在100名を越える数になり、その中から多くの甲子園
球児が生まれていった。現在、プロで活躍している田中将大投手
もその一人である。

彼らには自分がイチロー選手から学んだことを折に触れては話し、
野球に取り組む姿勢としてそれを生かしてほしいと伝えてきた。

自分で目標を持ち、それに向けての継続を怠らなければ、必ず次
の段階へと自分を押し上げていくことができる。

そしてそれは、人生を生き抜く力にも繋がっていることを、野球
を通して伝えていければと考えている。
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継続することの大切さを改めて学びます。継続は大きな力を生み
出します。継続するものを何か一つ実践していきましょう。

 

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