自らの内から沸き起こる決意(120415)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理に、「決心」について書かれていました。「決心」読
んで字の如く、決めた心です。自分も経験ありますが、そんな心
の弱さを説いた内容です。

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田中氏は最近、自分の弱さと向き合い、少々気弱になっています。
それというのも、自分で決心したことが貫けないからです。周囲
の仲間からは、「決心そのものが本物でないからだ」と批判され
ます。

田中氏にすれば「そんなことはない」と反論したいのですが、現
実に決心したことがやれない以上は、その言葉も口にすることが
できません。

若い頃の田中氏は、毎晩のように酒を浴びるほど飲んでいました。
日によっては七~八合にもなり、部屋の中には一升瓶が所狭しと
転がっていたものです。

ある時、どうしても仕上げねばならない仕事が舞い込み、酒を飲
んでいる時間的余裕もない状況に追い込まれました。飲み残しの
一升瓶を机に置いて、「ただ今より酒を断つ」と自らに言い聞か
せたのです。

実際、その日を境に、田中氏は三十数年アルコールと名のつくも
のを口に運ぶことはありません。

仕事柄、様々な会合に顔を出し、その折に酒を勧められても、す
べて断わってきました。そのために人間関係がギクシャクしたこ
ともありましたが、最近では「田中はなかなか意志が強い」と評
価してくれる人も出てきたのです。

田中氏自身も〈自分はいったんこうしようと決心したなら、そ
れをやり遂げることができる人間である〉と思い込んでいました。

しかしそれが、タバコという難敵に出合って、根底から覆された
のです。妻からはうるさいくらいに「子供のためにも、何よりあ
なたのためにも、いいかげんにタバコをやめてください」と言わ
れ続けました。

時あたかもタバコに対して厳しい時代となり、田中氏は禁煙を決
意します。吸い残しのタバコを机に置いて、「ただ今をもってタ
バコをやめる!」と言うも、ものの五分もしないうちにタバコに
手がいって、いつのまにか口にくわえているのです。

手元にあるタバコを全部ゴミ箱に放り捨て、〈これでスッキリし
た〉と思ったのも束の間、ゴミ箱を漁っては吸い出すという情け
なさです。

田中氏は〈もう自分の力だけではダメだ〉と思い、周囲の力を借
りることにしました。人前で決意すれば、自分としてもプライド
があるし、周囲の厳しい目もあるのでやれるだろうと思ったので
す。氏はある会合で、「ただ今をもってタバコをやめます。今後、
私がタバコを吸っている姿を見たら、もう私の言うことは聞かな
くて結構です」と宣言しました。

しかし、そのような時に限って、「実は先日、息子が外国に行っ
て珍しいタバコを買ってきたので、君にやろうと持ってきた」と
いう人が現われるのです。断わるのも気が引け、「ではそのタバ
コをいただいてから、本当にタバコをやめましょう」と言う始末
で、とにかく決意したことが続かないのです。

田中氏は「酒とタバコは自分にとって違う」と言います。確かに
物事には、そのような一面はあるかもしれませんが、要は「何が
何でも」という心が欠けているのです。その決意が本物かどうか
は、少し揺さぶられるとハッキリするものです。

人から強いられた決意は長続きしません。自らの内から沸き起こ
る決意こそが、人も物も環境も突き動かすのです。
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