ちょっとした気遣いができるかどうか(120717)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

『致知』8月号に、日本のフレンチレストランの最高峰と称され
るコート・ドールのオーナーシェフ・斉須政雄氏の20代の頃の
逸話が掲載されています。

連載「20代をどう生きるか」です。20代は人生の基礎固め。
しっかり学び自分を鍛えておくと、30代で自分に挑戦し40代
50代で仕上げに入ることができます。20代にボーっと過ごし
た人は、仕上げに労力を使います。

「最も強いインパクトを持つもの」。一部抜粋です。
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東京でフランス料理店「コート・ドール」を開いて26年。小中
学校の同級生には、私が料理人という職業人になっていることが
納得し難いらしく、「本当にあの時の斉須か?」と怪訝そうに尋
ねられる。

当時の私はそう言われても仕方がないほど、周りに流されがちの
優柔不断な少年で、常に自己嫌悪や挫折感に苛まれていた。甘い
物が好きだという単純な理由で料理の世界に入ったものの、最初
のうちは何が何やら分からない。

先輩方から集中砲火を浴びるが、怒られている意味さえ分からず、
常に喉がカラカラの状態だった。しかしいつまでもこの壁の前で
立ち尽くしているわけにはいかない。なんとか状況を打破したい
と起死回生を懸けたのが、フランスへ行くという決断だった。

チャンスが訪れたのは23歳の時。知人の勧めで新しくできた店
に面接に行ったが、希望した条件では受け入れてもらえない。も
う一度その知人に相談したところ、

「提示されたとおりの条件でまず店に入って、オープン前にフラ
ンスから料理長が技術指導に来るから、その人をつかまえろ」

と助言を受けた。

同じ時期にフランス行きをアピールしていた人は他にもいたはず
だが、選ばれたのは私だった。その理由を料理長が後に教えてく
れた。

昼のサービスが終わると彼は必ず洗い場で手を洗うのだが、そこ
は洗うべき鍋がいっぱいで、私は料理長が手を洗う所だけでもき
れいにしようと心掛け、鍋を洗い場の下のスペースに片づけてお
いた。そのことを評価してくれたのだった。

いまとなれば、彼が私を選んだ理由がよく分かる。一つひとつの
工程を丁寧にクリアしていなければ、よい料理を作ることなどで
きない。そのちょっとした気遣いができるかどうか。

だが日頃やらないようなことを急にやっても、そんなものはすぐ
見破られてしまう。

私は殊更何をしたわけでもなかったが、特別ではないことこそが
最も強いインパクトを持つのだと、後年実感するようになった。
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みなさんが持つ最強のインパクトとはなんでしょうか。見る人が
みればわかりますね。ちょっとした気遣いができるかどうかです。
さあ、連休明け、最強のインパクトで勝負しましょう。

 

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