仕事観を高める (1208 28)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

先日の勉強会で、あなたの仕事は何ですか?と問いかけました。
それぞれに「こんな仕事、あんな仕事」を思い浮かべたかもしれ
ません。ただ、思い浮かんだものは「仕事」ではなく「職業」だ
ということを、今一度、明確に抑える必要があります。

仕事は「お客様の創造」です。その為に、今もこうして仕事をし
ているのです。

致知に『仕事力入門』という本が出されています。その本の一節
が紹介されていました。

タイトルは「後輩の仕事観を変えた27歳の説教」です。横田尚
哉(ファンクショナル・アプローチ代表)

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就職活動で苦労して会社に入ったものの、理想と現実のギャップ
にぶち当たり、外れくじを引いたように感じている人も多いかも
しれません。しかし本来仕事には、当たりも外れもありません。

当時はつまらなくて仕方がないと思っていたはずの仕事が、後に
その人の大きなベースとなるようなことが往々にしてあるのです。

私が入社して四年半が経ち、二十七歳になった時のこと。広島に
技術部門が新設され、私は大阪本社から転勤を命じられました。
その広島の勤務地に、新卒で入社してきた後輩のエンジニアがい
ました。

他の同期は東京や大阪本社に配属され、彼一人だけがぽつんと広
島にいる。周りの先輩とは年が離れていて普段話せる人もいない。

季節は夏を迎えていましたが、彼は毎日つまらなさそうな顔をし
て図面と向き合っていました。

私はそんな彼に「いま何の仕事をしてる?」と声を掛けました。
すると彼は

「横田さん、私もう、ずっとこんな雑務ですよ。同期は東京で打
ち合わせに参加したとか、自分の資料がプレゼンに使われたとか、
楽しそうに話してる。自分はアルバイトにでもできるような雑務
ばっかりさせられて・・・。もっと技術屋的な仕事がしたいです」

と言って不貞腐れていました。

私は「あぁ、そうか」と返事をして、もう一度、「おまえがいま
やっているのはどういう仕事なの。その図面の縮尺は何分の一?」
と聞きました。

すると彼は「えっ、ちょっと待ってくださいよ」と言って、端っ
こに書いてある縮尺の数値を読もうとした。

「おまえ、数字を見ないと分からないのか。半年間もずっとその
図面の作業をしてきて、いまだにそれを見ないと分からないのか。
半年間勿体ないことしてるよなぁ。

一つの図面を散々見続ける経験なんて滅多にできんことやで。ど
んな図面がきても、これは何分の一の縮尺だとパッと見て言える。
それが技術屋の仕事というもんや。

おまえは朝から晩までそれだけをしていて、なんで覚えられんの
や」

私の言葉を聞いて、彼は初めてハッとした表情を浮かべ、「自分
はこの半年間、雑務としか思いませんでした」と言いました。

「おまえの先輩が雑務としてこの仕事を与えたか、経験として与
えたかは分からない。いずれにせよ、おまえはそれを経験にはし
なかった。この半年間ただ“消費”をしただけで、“投資”には
なっていない。

図面を見ただけで、縮尺も何も瞬時にして分かる。その技術は教
科書にも書いていなければ、学校の先生も教えてくれない。これ
は経験でしか得られないものなんや。おまえはその経験の場を与
えられてる。おまえはすごく恵まれてる。同期の人間なんかより、
おまえのほうがずっと恵まれてる。それをおまえは分かってない
だけや」

彼はこのことがあってから、目の色を変え、嬉々として自分の仕
事に励むようになりました。

二十代は夢や理想が人一倍強いため、会社や上司に文句を言いた
くなることも多いかもしれない。でもそれは自分の知っている、
ごく狭い世界の話であることが多いのです。

広島にいた彼は、いま自分が置かれている環境でできることは何
だろう、ここにいる特権とは何だろうと考えたこともなく、無益
な日々を送っていた。

しかしここから何を学んでいこうかという気持ちや、何かを得て
やろうという思いさえあれば、誰もが充実した日々を過ごせるは
ずなのです。
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仕事をどう観るか。まさに仕事観です。仕事力とは仕事観を高め
ていくことです。

 

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