時代の価値観を受容する(120908)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

「今どきの若いものは・・・」僕たちも言われましたし、その年
代になると言っています。そこには時代による価値観の違いです。

極端な話、江戸時代はちょんまげが常識でした。しかし、明治・
大正時代に入ってちょんまげしている人は変人とみられます。昭
和・平成だと、アホ呼ばわりされて相手にされないでしょう。

そんな時代の価値観の変化を大正大学客員教授のひろさちや氏が
学生とのやり取りで以下のような文章を書いています。おもしろ
かったので紹介します。

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新・新人類版『アリとキリギリス』

イソップ童話に「アリとキリギリス」の話があります。夏の間、
アリさんが一生懸命働いているのに、キリギリスはヴァイオリン
ばかり弾いて仕事をしていない。

冬になってキリギリスは食べ物に困って、アリさんの家を訪ねて
いくと、「ほら、見てごらんなさい。君は夏の間遊んでいた罰が
あたったんだ。自業自得だ」と言って追い返す話です。

私たちはそういうアリさんになりなさいと教わってきた。「一生
懸命働きなさい」と。

若者はそういうかつての日本人の価値観に反発して、こんな話を
作りました。新人類が作った「アリとキリギリス」です。

やがて冬になって食べ物に困ったキリギリスはアリさんの家を訪
ねて行きました。トントンとノックしたのに、出て来ない。「お
かしいな」と思って裏に回って家の中を覗いてみたら、アリさん
が倒れていた。アリさんは夏の働き過ぎで体を壊し、死んでいた
のです。

キリギリスはアリさんが残してくれた食料を食べて冬を過ごしま
した。これ過労死のアリなんですね。

私たち日本人の「働け、働け」という古い価値観を皮肉っている
話です。

あるとき、この話を講演で話したら、終わった後、一人の大学生
がきてこう言いました。

「先生、さっきの話もう古いです。今どきの若者の間で流行って
る話を教えてあげます」と言うので、教えてもらいました。 それ
はこうなります。

やがて冬になってキリギリスは食べ物に困って、そこで夏の間し
っかり練習しておいたヴァイオリンのコンサートを開くことにし
ました。

そして、アリさんにチケットを買ってもらいました。これを聞い
たとき、新・新人類ってすごいなと思いました。つまり、キリギ
リスは怠け者じゃないんですね。キリギリスは芸術家だったんで
す。練習しているときは収入はありませんが、大好きな音楽をず
っとやっていたんですね。

そうなんです。音楽家は音楽家らしい生き方をすればいいんだ。
勤勉なアリさんは勤勉なアリさんらしい生き方をすればいいんだ。
みんなそれぞれ自分の好きなことをして支え合っていけばいいん
だ、と。

これが新・新人類が持ってるものさしだと教えられました。
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いかがでしたでしょうか。価値観の多様化と言われている時代で
す。今の価値観を受容し、新しい価値観を生み出していくのも人
生の先輩の努めのようです。いい週末を過ごしましょう。

 

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