「スキンシップ遺伝子」の働き(121215)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

生きる力と笑顔を生み出すのは母の手のひらだった。占部賢志氏
中村学園大学教授が対談で述べている言葉です。『致知』201
3年1月号特集「不易流行」より

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大阪大学医学部の先生で玉井克人さんという方がいます。玉井医
師は「表皮水疱症(ひょうひすいほうしょう)」の専門家で、こ
の病気は全国で数百名ぐらいの難病中の難病といわれています。

通常、私たちの皮膚は三層から成っていて、それがくっついてい
るそうですが、「表皮水疱症」はそれが不十分で、夜、寝返りを
打つだけで、皮膚がずれて破れてしまう。

ですから、いつも水疱ができるので、それを一つひとつ専用の針
で潰し、軟膏を塗らねばならないそうです。これを朝夕二回やる
んです。そういう難病です。

玉井医師はこの研究と治療をずっと続けてきて、信じられない現
象に気づくんですね。それは、この難病を背負っている子供たち
が一人の例外もなく、いつもみんな笑顔で実に明るいというので
す。

あれだけの難病、しかも毎日激痛と闘っている。いつ治るかも分
からないのに、なぜこんなにも明るく、逆にこちらが癒されるよ
うな笑顔を見せてくれるのか、不思議でしょうがなかった。

ところが、その理由が分かったそうです。それは、母と子の触れ
合いによって活性化される「スキンシップ遺伝子」の働きなのだ
というのです。

要するに彼らは生まれた瞬間から毎日毎日、朝夕二回、母が水疱
を潰して、全身に手のひらで軟膏を塗ってやるでしょう。その母
の手のひらが遺伝子に働きかけ、情動の発達を促して、あの優し
い笑顔を生み出していたというのです。

それを玉井医師は「スキンシップ遺伝子」と呼ぶのです。私はこ
の玉井医師のレポートを読んだ時、大変感動しました。難病やハ
ンディという大変な逆境を背負っていても、人を癒し、明るく世
の中を生きる力を生み出すのは、母の手のひらなんだと。

目に見えぬ母の愛情には、それだけの力を与えることが科学でも
証明されたということです。
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