「おかげさま」と「身から出たサビ」(130118)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

「おかげさま」と「身から出たサビ」。山中伸弥(ノーベル医学
・生理学賞受賞者)『夢を実現する発想法』(致知出版社)より

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この頃(中学生)、特に忘れられない思い出があります。教育大
学の学生さんが教育実習に来た時のことです。

彼は柔道三段という腕前でした。その人と練習で組み合うと、い
とも簡単に投げられる。

受け身を取って一本にされるのは悔しいので、私はちゃんと受け
身を取らずに最後まで粘り、変な手の付き方をしてしまった。そ
のために、腕がボキッと折れてしまったのです。

実習の先生としてみれば、大変なことです。部活動をしている最
中に、生徒の腕を自分のせいで折ってしまったのですから。

その日の夜、慌てたように先生から電話がありました。

電話を取ったのは母ですが、そばで聞いていると、先生は受話器
の向こう側で平謝りをしている様子でした。しかし母はその時、
こう答えたのです。

「いやいや先生、気にしないでください。うちの息子の転び方が
悪かったんだと思います。怪我したのはうちの息子のせいです。
明日からも気にせず、いろんな子を投げ飛ばしてください」

その時の態度は、わが親ながら立派だと感じたものです。母親か
らはあまり教えられたことはありませんが、その出来事以来、私
はいつも次のことを心掛けるようにしています。

何か悪いことが起こった時は「身から出たサビ」。つまり自分の
せいだと考える。先生に投げられた時、自分がちゃんと受け身さ
えしておけば怪我をしなかった。

そのために三か月ほど柔道ができなくなりましたが、それも身か
ら出たサビなのだと。

逆に、いいことが起こった時は「おかげさま」と思う。確かに、
自分が努力をしたためにうまくいくことはありますが、実はその
割合は少なくて、周りの人の助けがあって初めて物事はうまくい
くものなのだと思います。
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「おかげさま」と「身から出たサビ」。根底にある日本人の思想
です。少し忘れられている感もしますが、身から出たサビと自分
に向けて謙虚に進んでいきたいと思います。

 

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