一手間の努力を惜しまない(130201)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

みやざき中央新聞編集長の水谷謹人氏の記事です。
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インターネットで買い物をする人が増えている。店頭で実物を見
なければ怖くて買えないという人もまだまだ多数派だろうが、欲
しい商品が「アマゾン」や「楽天」など信頼できるサイトにあっ
て、それが有名メーカーのものであれば、ほぼ満足する買い物が
できるのではないだろうか。

最近、価格比較をしてくれるサイトを見つけた。欲しいものを入
力すると、複数の店の販売価格が安い順で表示されるのだ。同じ
商品ならば、一番安く売っているお店で買いたいのが消費者心理
である。

すなわち「最小の費用で最高に価値ある商品を手に入れる」とい
うことである。

この消費者心理が、教育の現場に蔓延しているそうだ。先日、大
学の先生からこんな話を聞いた。

「4年制大学なので、卒業に必要な単位数は最低130単位なん
ですが、多くの日本の学生がぎりぎりの130単位を取得して卒
業します。でも、留学生の多くは少しでも多く学ぼうとするので
優に150単位は取っています。学費は同じですから」

朝日新聞の「仕事力」というコラムに似たような話が載っていた。
哲学者で武道家の内田樹(たつる)さんの記事だ。

「医学部の先生から聞いた話ですが、授業の後、質問に来た学生
がいて、講義の内容について聞かれるのかと思ったら、『これ国
家試験に出ますか?』と聞いてきた。こういう学生は『最低の学
習努力で最高に価値ある学位を得る』ということを期待している
のです」

さらに内田さんは労働市場でも同じような原則を適用している。
すなわち、「最小限の労働と引き換えに最も高い報酬を期待して
いる」とか「最も少ない努力で最高の評価を受けるような仕事が
したいと思っている」というのである。

就職活動をしている学生たちはこれを「自分に合った仕事に就き
たい」という言葉で表現する。「適職」というものだ。

つまり、今自分に100の能力があるとすると、100の能力で
できる仕事を彼らは「適職」と呼び、「自分は人と話すのが苦手
なので絶対営業職は無理。事務職じゃなきゃだめ」などと決め込
んで、自分の無限の可能性に蓋をしてしまう。

職業とは、探すものではなく誰かに選ばれて就くものだ。だから
「天職」のことを「コーリング」という。「呼ばれる」という意
味である。

たとえば「教師になりたい」「出版関係の仕事がしたい」などと
希望していても、選ばれなければその職に就けないし、独立して
起業してもお客様から選ばれなければ成功しない。

そうやって今の環境の中で最大限の努力をしている人が最終的に
選ばれる。教育や労働市場では消費者心理の原則は通用しない。

「自分に合った仕事」なんてきっと幻想だと思う。
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最近、一手間かける。という意識が薄らいでいるような気がしま
す。自分で自分に線を引いてしまっています。貨幣的価値で線を
引いてしまわないようにしたいと思います。

今日も一手間かけましょう。

 

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