言葉は丁寧に使おう ( 130207)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

「言葉は丁寧に使おう」腰塚勇人(「命の授業」講演家)『致知』
2013年3月号特集「生き方」より

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実は怪我をするまで、僕は競争が大好きな人間でした。「常勝」
が信条で、人に負けない生き方をずっと貫いていたんです。だか
ら「助けて」なんて言葉は口が裂けても言えない性分でした。

それが怪我ですべて人の手を借りなければならなくなりました。
僕が一番したくない生き方でした。苦しいし、泣きわめきたいし、
「助けてっ!」って言葉が口元まで出かかってくるけど、プライ
ドが邪魔してそれを言わせない。

ここで弱音を吐いたら、家族に余計に心配をかけてしまうと思う
と、なおさら言えませんでした。

皆に迷惑をかけた分、なんとかしたいって気持ちでいたんですが、
そのプレッシャーや苦しさに押し潰されそうになってしまって・
・・僕はとうとう舌を噛んだんです。

自分の未来に絶望感でいっぱいでした。本当は死にたくなんてな
かったんです。でも首から下の動かない人生、生き方が分からず
苦しかったんです。

だけど結局、死に切れなかった。あとには生きるという選択肢し
かなくなりました。じゃあ明日から前向きに生きられるかといっ
たら、それは無理です。自分を押し包む苦しさがなくなったわけ
ではありませんからね。

次にしたことは将来を手放すことでした。自分の将来に期待する
から苦しむ。だったらその将来を手放してしまえばいい。周りに
何を言われても無反応になりました。

そんなある晩、苦しくて寝つけないでいると、看護師さんが声を
かけてくれました。

「腰塚さん、寝ないと体がもちませんよ。睡眠剤が必要だったら
言ってね」

って。その言葉に僕の心が反応しちゃったんです。おまえに俺の
気持ちが分かってたまるかって、無意識に彼女をグッと睨みつけ
ていました。

その看護師さんは素敵な方でね、僕の様子にハッと気づいてすぐ
に言ってくれたんです。

「腰塚さんごめんね。私、腰塚さんの気持ちを何も考えずに、た
だ自分の思ったことを言ってたよね。でも腰塚さんには本当に少
しでもよくなってもらいたいと思っているから・・・なんでもい
いから言ってほしいです。お願いだから何かさせてください」

看護師さん、泣きながらそう言ってくれたんです。彼女が去った
後、涙がブワッと溢れてきました。あぁ、この人俺の気持ちを分
かろうとしてくれてる。この人にだったら俺、「助けて」って言
えるかもしれないって思えたんです。

それまで僕は周りからずっと「頑張れ」って励まされていました。
僕のことを思って言ってくれているのが分かるから決して言えな
かったけど、心の中は張り裂けそうでした。

俺、もう十分頑張っているんだよ・・・、これ以上頑張れないん
だよって・・・。だから救われたんです。あの時以来、凄く思う
んです。

人の放つ一言が、人生をどうにでも変えてしまうんだなって。

だから自分は言葉を丁寧に使おう。言葉をちゃんと選んで、丁寧
に使おうって。
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言葉って大事ですね。今日の徳目「言葉」です。

 

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