人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり(130214)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

幻の教科書『実語教』齋藤孝(明治大学教授)『致知』2013
年3月号 特集「生き方」より

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「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり」福沢諭
吉『学問のすゝめ』の冒頭にある有名な言葉です。諭吉はここで、
人間はみな平等につくられていることを高らかに宣言しています。

しかし、そのすぐ後に

「されども今広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、お
ろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下
人もありて、その有様雲と泥との相違あるに似たるは何ぞや」

といって、この世の中に貧富や貴賤の差があることを指摘してい
るのです。

なぜ平等に生まれたはずの人間に、差ができてしまうのか。諭吉
はその理由を次のようにいっています。

「『実語教』に、人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあ
り。されば賢人と愚人との別は学ぶと学ばざるとに由て出来るも
のなり」

『実語教』に「人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なり」

という言葉があるように、賢い人と愚かな人の差は学ぶか学ばな
いかによって決まるのだ、というわけです。

さらに、世の中には医者や学者や政府の役人や経営者などの難し
い仕事もあれば、力仕事のような簡単な仕事もあるが、難しい仕
事にはどうしても学んでいる人がつき、学んでいない人には簡単
な仕事しか回ってこない、と非常に具体的に述べています。

つまり、しっかりした仕事につきたいのならば、一所懸命に勉強
して智恵を身につけなくてはいけない。それは『実語教』に書か
れているとおりだ、というわけです。

日本の近代を開いた『学問のすゝめ』は、『実語教』を下敷きと
して書かれたものだったのです。この『実語教』という本は、平
安時代の終わりにできたといわれます。弘法大師の作という説も
ありますが、本当のところは分かりません。

子供たちの教育に使われ、鎌倉時代に普及し、江戸時代には寺子
屋の教科書となりました。なんと千年以上も受け継がれてきた子
供の教科書なのです。

なぜ『実語教』がそれほど重宝されてきたかというと、学びの大
切さ、両親・先生・目上の人への礼儀、兄弟・友達・後輩との付
き合い方など、人間が世の中で生きていく上で欠かせない大切な
智恵が詰まっていたからです。
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学びは大事です。そして学んだものを実践することに人間として
の成長があります。実践していきましょう。

 

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