江戸時代のメンタルヘルス(130708)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

江戸時代にも、今で言うメンタルヘルスの考え方は存在していた
ようです。「江戸時代のメンタルヘルス」ということで、立川昭
二(北里大学名誉教授)氏が、『致知』2013年8月号に記し
てます。

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貝原益軒の後輩の水野沢斎は養生には三つあると話しています。

一つが「身養生」、二つ目が「心養生」、そして三つ目が「家養
生」です。

この三つは巡り巡っていると考えていて、身体がよければ心もよ
い。心がよければ家も整ってくる。逆に身体が悪ければ心も悪く
なり、心が悪くなれば家が悪くなると、非常に地に足のついた、
あるいは生活者の視点に立った考え方をしています。

なかなか上手いことをいうものです。

人の生き方、あり方を詳しく述べているところに私は『養生訓』
の魅力を感じると申し上げましたが、健康論そのものも現代人が
考える健康法とは大きく異なっている。ここもまた注目に値しま
す。

例えば私たちが健康に関して語る場合、何を話題にするかという
と二つあるんです。

一つは病名の話。

糖尿病だとか高血圧だとか。それからもう一つが臓器の話です。
肝臓がどうだとか、心臓がどうだとか。

ところが、驚くことにこの『養生訓』には、一か所中風、いまの
脳卒中のことに触れられているだけで、他に病名の話もなければ
臓器の話もない。

では、人間の体はなんでできているのか。これが帯津先生が詳し
く説かれる「気」なんですね。

例えば「気を減らすこと」「気を滞らせること」が健康を損なう
という言い方をしています。その意味で益軒の学問は「気の医学」
といってよいかもしれません。

益軒の健康論のもう一つの特徴は、健康の最も大切な眼目として
心の健康、メンタルヘルスを挙げている点にあります。

健康とは心身の相関であるというホリスティックな考え方がここ
に出てきます。

心身のバランスがしっかりしていたら病気にならないし人生を楽
しく生きていくことができる。これは現代に生かせる益軒の教え
ではないでしょうか。

例えばこういうことを言っています。

「常に元気をへらす事をおしみて、言語をすくなくし、七情(喜
怒哀楽愛悪慾)をよきほどにし、七情の内にて取わき、いかり、
かなしみ、うれひ、思ひをすくなくすべし。

慾をおさえ、心を平にし、気を和にしてあらくせず、しづかにし
てさはがしからず、心はつねに和楽なるべし。憂ひ苦むべからず。
是皆、内慾をこらえて元気を養ふ道也」

怒り、悲しみ、愁い、嘆き。そういうことをなるだけ避けて毎日
を楽しく暮らしなさい、心は常に和楽でなくてはなりません、と
いう考えは私などは大いに共感するのですが、そういったことを
繰り返し繰り返し説いている。

現代と同様、江戸時代の人たちにとってもメンタルヘルスは非常
に大切だったのでしょうね。
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メンタル=気(気持ち)。自分の気持ちをうまくコントロールで
きれば身体も健康になるようです。病は気からと言いますが、今
日も明るい気持ちで、朗らかに喜んで進んで働きましょう。


 

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