伝統行事を通じて命の尊さを知る(130713)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
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もうすぐお盆の時期です。正式名称は盂蘭盆会(うらぼんえ)とい
いますが、『大辞泉』によると以下の通りです。

「7月15日を中心に祖先の冥福を祈る仏事。江戸時代からは、
13日から16日にかけて行われる。(中略)現在は、地方によ
り陰暦で行う所と、一月遅れの8月15日前後に行う所がある」

今号の期間である7月13日からは、東京など都市部において、
お盆の行事を行なうところもあります。都市部以外では全国的に
8月が一般的ですが、いずれにしても家族・親戚などの縁者が一
同に集まる機会でしょう。

お盆とは先祖の霊があの世から帰ってきて家族と一緒に楽しいひ
とときを過ごし、また帰っていくという日本古来の信仰に基づく
行事です。地域によってお墓参りの形は様々ですが、特に沖縄県
のお盆の行事は特徴的です。『いのちのまつり ヌチヌグスージ』
という絵本があります。ヌチヌグスージとは、沖縄の言葉で「命
のお祝い」という意味です。以下で、この絵本の要約を紹介させ
ていただきます。

はじめて沖縄にやってきた少年コウちゃん。そこで、島独特のご
先祖様のお祭りと出会います。お墓の前で食事をしたり、さらに
陽気に歌ったりする姿に驚きます。好奇心旺盛なコウちゃんは島
の人たちに近づき、色々尋ねていきます。物語は、島の「おばあ」
とコウちゃんの会話で進んでいきます。

島のおばあはコウちゃんに尋ねます。「ぼうやにいのちをくれた
人は誰ね~?」と。その質問をきっかけに。命の元は両親だけで
なく、両親にはさらに両親がいて、さらに両親の両親の両親が・・
と先祖の数を指を折って数えるのです。しかし途中で「もう数え
きれない」と観念します。

「数えきれないご先祖さまが誰ひとり欠けても、ぼうやは生まれ
てこなかった、と言うことさあ~」と語るおばあ。

こうして「宇宙のはじまり」から続く「ご先祖さま」とのつなが
りを知り、いのちの尊さを知るというものです。

この絵本には大きな仕掛けがあります。数えきれないほどのご先
祖様の顔がたくさん描きこまれた折込みページがあり、それを開
くと圧倒的ないのちの連鎖を視覚的にも感じ取れ、驚きと感動が
伴っていくのです。

販売当初、自費出版だったこの絵本は口コミで購入者層が広がり、
二〇〇四年にサンマーク出版から全国発売されて大反響を呼び、
平成二十年度からは小学校三年生の「道徳」の副読本にも採用さ
れております。

子供たちだけでなく大人である私たちも「いのち」の大切さ、尊
さを再確認することは必要でしょう。伝統文化の継承が途絶えつ
つある昨今、先人たちが大切にしてきたそれぞれの地域や家の伝
統行事を通して、あらためてご先祖様に気持ちを寄せてみてはい
かがでしょう。

命の根源を大切にすることは、その延長にある自分自身を大切に
することであると心したいものです。
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今日から三連休。暑気払いも含めて命の尊さを噛みしめたいもの
です。


 

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