危機意識を持つ (130812)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

キェルケゴールの哲学の一つに、「野生の鴨」の話があります。
飼いならされてしまった鴨は、もはや飛ぶ力を無くなってしまう
という話です。

キェルケゴールは父親が家政婦に産ませた子どもで、生まれつき
脊椎の病気を患い、屈折した青春時代を送っています。

父親はデンマーク郊外にあるジーランドという湖近くに彼を転地
させました。ジーランドの湖には毎年野生の鴨が渡ってきます。
その鴨たちを見つめながら、キェルケゴールは鴨に借りて人間た
ちに警告を発しました。それが「野鴨の哲学」です。

「野鴨の哲学」とは。(感奮語録 行徳哲男著)より。
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ジーランドの湖に一人の善良な老人が住んでいた。老人は毎年遠
くから飛んでくる野鴨たちにおいしい餌を与えた。おいしい餌が
あり、景色もいい。この湖で過ごす季節は豊かで健康的で恵まれ
たものだった。

しかし、野生の鴨は渡り鳥だから、一つの湖に住みつくことはな
い。ある季節を過ごしたあとは、餌を求めて次の湖に飛び立つ習
性を持っている。

ところが鴨たちはだんだんと考え始めた。こんなに景色がよくて、
こんなにおいしい餌がたくさんあるのに、何も大変な苦労をして
餌を求めて次の湖に飛び立つことはないんじゃないか。いっその
ことこの湖に住みついてしまえば、毎日が豊かで楽しく、健康的
で恵まれているじゃないかと。そんなことで、この鴨たちはジー
ランドの湖に住みつき、飛ばなくなってしまった。

ところが、ある日野生の鴨たちに出来事が起きた。おいしい餌を
用意してくれていた老人が老衰で死んでしまった。明日から食べ
る餌がなくなった。野鴨たちは、次の湖へ餌を求めて飛び立とう
とする。しかし、どうしたことか、数千キロも飛べるはずの羽の
力がまったくなくなって、飛ぶことはおろか、駆けることもでき
ない。

やがて近くにあった高い山から雪解けの激流が湖に流れ込んでき
た。他の鳥は丘に駆け上がったり飛び立ったりして激流を避けた
ものの、今は醜く太ってしまったかつての野鴨たちはなずすべも
なく激流に押し流されてしまった。
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外国人が評して言う言葉。「おいしい水と平和が“無料”だと思
っている世界でたった一つの民族が日本人だ」と。しかし、この
平和と豊かさが揺らいでいます。グローバルという激流が襲って
います。

消費税は8%に上がり、社会保障費の個人負担は上がる一方です。
想像以上に不安に思う必要はありませんが、現実における危機意
識はそれぞれに持つ必要があります。

意識を高めていきましょう。


 

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