今日も自分の物語をつくる(130902)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

「5打席連続敬遠秘話」山下智茂(星稜高校野球部監督)『一流
たちの金言』(致知出版社)より

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(高校時代の松井秀喜選手はいかがでしたか?)

いまでも忘れられないのが、入学した日、「おめでとう」と言っ
て握手した時のことです。手が象の皮膚のように硬くひび割れて
いたのです。

ちょっとやそっとの素振りではああはなりません。こいつ、どん
だけ練習してんのや、とこっちが驚くほどでした。

才能もあったけど、才能を生かすための努力を怠りませんでした。
それにご両親もしっかりした方々で、三年間で松井の両親と話し
たのは三回しかないんです。

まず入学に際して「よろしくお願いします」。
ドラフトの時、「先生、相談に乗ってやってください」。
そして卒業の時、「三年間どうもありがとうございました」
の三回です。

野球部の中には
「監督さん、なぜうちの子を試合で使ってくれないの?」
「なんでうちの子ばかり叱られるの?」
と言ってこられる親御さんもいますが、松井の両親は百%息子を
信じ、学校を信じてくださっていたから、一切口出しはなさいま
せんでした。

(松井選手とはいまでも親交があると伺っています)

義理堅いから、こっちに帰ってくると必ず挨拶に来るんです。で、
来るたびに僕が読んで「いいな」と思った本を彼に渡しています。

彼は高校時代、電車で一時間かかる町から通っていたのですが、
行き帰りで本を読むように勧めました。

最初は野球が上手くなってほしいから野球の本を読ませていまし
たが、次第に『宮本武蔵』や『徳川家康』などの歴史小説を薦め、
最後は中国の歴史書とか哲学書を読ませました。プラトンとかア
リストテレスとか。

本を読めば知識が広がるだけじゃなくて、集中力が高まるんです。
それは打席に立って発揮する集中力に繋がるんですね。

それに彼にはただのホームランバッターではなく、王・長嶋に次
ぐ本物のスターになってほしかったから、「日本一のバッターを
目指すなら心も日本一になれ」といつも言っていました。

彼は最後の夏の甲子園で話題になったでしょう。

(5打席連続敬遠されても、平然と一塁に走っていった試合です
ね)

実はあの前年、高校選抜で一緒に台湾に行ったんです。現地の審
判だから当然台湾びいきで、顔の前を通ったような球もストライ
クにする。

松井は頭に来て、三振するとバットを地面に叩きつけたんです。

その時、
「おまえは日の丸をつけて来ているんだ。石川代表じゃない。球
界最高のレベルを目指すなら、知徳体の揃った選手になれ」と懇
々と話をしました。

(先生のお話を翌年にはしっかりと理解されていたんですね)

ええ。彼がいた3年間は甲子園に連続出場できたし、最後の国体
では優勝もしました。スケールの大きな夢を追いかけた楽しい3
年間でした。
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一流と言われる人には、一流と思わせる物語がありますね。今日
も自分の物語をつくっていきましょう。


 

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