人としてどう生きるか。原理原則を意識する(131013)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理です。
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『葉隠(はがくれ)』は、佐賀藩士・山本常朝が語った武士のあ
り方や心得を、当時浪人だった佐賀藩士の田代陣基が聞き書きし
た書物です。この書は当時(江戸時代中期)、藩内でも禁書の扱
いを受けていました。

また、戦時中は戦意昂揚のために利用され、戦後は危険思想とみ
なされていた時期もありましたが、現代では、新渡戸稲造が世界
に発信した『武士道』とともに、日本人の行動哲学書として価値
が高まっています。その中に、現代でも通用する数々の倫理観が
記されていますので、いくつかを紹介しましょう。

①「毎朝毎夕、改めては死に改めては死に、常住死身になりて居
る時は、武道に自由を得、一生越度なく、家職を仕果たすべきな
り」

現代訳「毎朝毎晩、死を意識しているときは、武士の覚悟が身に
ついて、一生過ちがなく武士としての務めを果たすことができる」

何事も死ぬ気で取り組むときに思わぬ力が発揮され、物事が成功
するという意味でしょう。

②「大酒にて後れを取りたる人数多なり。別して残念の事なり。
先づ我がたけ分をよく覚え、その上は呑まぬ様にありたきなり。
その内にも、時により、酔ひ過す事あり。酒座にては就中気をぬ
かさず、不圖事出来ても間に合ふ様に了簡あるべき事なり。又酒
宴は公界ものなり。心得べき事なり」

現代訳「酒を飲み過ぎて失敗した者は多い。まったく残念である。
まずは自分が飲める限界を知り、それ以上は飲まないことだ。そ
れでも飲み過ぎることがある。酒の席では気を抜かず、緊急なこ
とにもすぐ対処できるよう心掛けることが大切である。さらに酒
の席は公の場であることを心得ておくべきである」

お酒を飲むときの心構えとして、気をつけなければならないこと
が含まれています。

③「世に教訓をする人は多し、教訓を悦ぶ人はすくなし。まして
教訓に従ふ人は稀なり。年三十も越したる者は、教訓する人もな
し。教訓の道ふさがりて、我儘なる故、一生非を重ね、愚を増し
て、すたるなり。道を知れる人には、何卒馴れ近づきて教訓を受
くべき事なり」

現代訳「世の中には教訓を言う人は多いが、教訓を言われて喜ぶ
人は少ない。ましてや教訓に従う人はほとんどいない。三十歳を
過ぎると教訓を言ってくれる人もいなくなる。そうなると人間は
自分勝手になって失敗を重ねて駄目になってしまう。道理をわき
まえた人に近づき、親しんで、教訓を受けることが大事である」

目上や周囲の人からの教訓や苦言に耳を傾け、厳しいことを言っ
てくれる人を大事にする大切さを教えてくれる一節です。

『葉隠』には「人としてどう生きていくべきか」の人生訓がちり
ばめられています。先人の教えから、幸せに生きていくための原
理原則を発見して取り組んでみたいものです。
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原理原則は至る所にあります。目に見えるもの、目に見えないも
の。原理原則を意識して過ごしてみましょう。


 

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