手を抜いたら、手を抜いた未来しか待っていない(131110)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

「手を抜いたら、手を抜いた未来しか待っていない」宮崎奈穂子
(歌手)『致知』2013年12月号連載「致知随想」より

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2012年11月2日、私は音楽の聖地・日本武道館のステージ
に立っていました。音楽活動を始めて6年、無名でヒット曲もな
い26歳の私がなぜ武道館で単独ライブを行うことができたのか。

それはひとえに、数え切れないほどの方々の恩沢があったからに
他なりません。

物心ついた時から「歌手になりたい」と憧れを抱いていました。
けれど、私は地味で目立たないタイプの人間。周りには恥ずかし
くて言い出せず、次第に「どうせ歌手になんてなれるわけがない」
という気持ちが芽生えるようになりました。

ところが、大学2年となり、進路について考えるようになった時、
自分の気持ちを誤魔化せなくなったのでしょう。このまま何もし
なかったら後悔する。だったら、とにかくいま動こう。そう決意
し、音楽活動を本格的にスタートさせました。

カラオケで録音したデモテープを片っ端からレコード会社に送り
ましたが、当然の如く音沙汰はありません。

そんな生活が延々と続き、1年半。ある日、当時通っていたボー
カルスクールのオーディションで運よく担当者の目に留まり、C
Dデビューをすることになったのです。

とはいっても、無名の歌手がCDを出しても誰も買ってくれませ
ん。そこで私は路上ライブを始めることになりました。

大学3年の時、初めてマイク片手に渋谷の路地に立ちました。誰
もが無関心そうに目の前を通り過ぎていき、第一声がなかなか出
せない。いざ歌い始めたものの、冷たい視線が心に苦しく、いま
すぐ逃げ出したい・・・。

そう思いながら2曲を歌い切り、片づけ始めたその時、スーツ姿
の男性が近づいてきて、こう言ったのです。

「いい歌ですね」

私は嬉しさのあまり、込み上げてくる涙を抑えることができませ
んでした。

その方は社交辞令で言ってくださったのかもしれません。でも、
このひと言に私は救われ、音楽活動を続けていこうと腹を決めま
した。

それから三年後のことです。

「武道館を目指してみない?」所属事務所のマネジャーのこの言
葉がきっかけで、私は「武道館サポーターズファミリー1万5千
人挑戦」という試みをスタートさせました。

これは1年間路上ライブを行い、サポーターを1万5千人集めれ
ば、武道館単独ライブを開催できるというもの。

1万5千という想像し難い数字を目の前に一瞬怯みましたが、と
にかく行動あるのみと、毎日のように街へ出かけていきました。

誰にも足を止めてもらえなかったり、「武道館なんて無理」「あ
なたの歌からは何も伝わってこない」と言われたこともあります。

そんな時、頭の中を駆け巡るのは「休みたい」という思いでした。
しかし、私は雨の日も、雪の日も、嵐の日も、猛暑の日も歌い続
けました。サボってしまうと、出会いのチャンスを逃すことにな
る。

手を抜いたら、手を抜いた未来しか待っていない――。

これはどんな仕事にも共通することだと思います。
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努力は裏切らない。ひと手間かける。今は未来をつくる。そんな
言葉が頭をよぎりました。手抜きという言葉。手抜きの人生を歩
みたい人は誰もいないでしょう。しかし、今ここの辛い、きつい
事は避けて通ろうとします。今ここに全力をかける。それしかあ
りません。

今日は、ひと手間かけた一日にしていきましょう。


 

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