褒め方、叱り方の極意 (131122)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

「褒め方、叱り方の極意」占部賢志(中村学園大学教授)『致知』
2013年12月号連載「日本の教育を取り戻す」より

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筆者には若い時から実践してきた指導法があります。叱るときは
本人を直接、ほめる場合は誰かを介して伝えるというものです。

もちろんいつもそうとは限りませんが、基本的にはこれが長年の
スタンスです。

面白いもので、たまに間接的にほめますと、生徒は驚くような反
応を見せることがあります。

或る高校の男子クラスの担任をしていた時のことです。割と明る
い性格の生徒がいました。ただ一面、そそっかしくて調子がいい
ところがあり、一度筆者から叱られてシュンとなってしまったの
です。

そんな状態がしばらく続いた頃、皆勤だった、くだんの生徒が発
熱で2日ほど休んだのです。珍しいことでした。

ちょうどその時、PTAの役員会のため母親が来校し、会議の合
間に子供の様子を報告に来てくれたのです。

結局、用心のためもう一日休ませることにしたのですが、会議に
戻る母親に一言こう付け加えたのです。

「あなたの息子は最近落ち着きが見えるようになりましたよ」と。

たったこれだけでしたが、帰って寝ている息子に、

「今日学校で占部先生に会ったら、あんたに落ち着きが出てきた
とおっしゃっていたわよ」

と話したらしいのです。

すると、これを聞いた生徒は布団から跳ね起きて、制服に着替え
て登校してきたのです。

もう授業は終了し、部活動の時間になっていましたが、それでも
彼はやってきたのです。

これが生徒です。あの学校一怖い我が担任が最近の僕をほめてく
れた。

もう嬉しくて嬉しくて、熱など吹き飛ばして学校に来てしまった
というわけです。

こういう事例ならいくらでもあります。

ほめ言葉であれ、悪口であれ、直接聞くよりも人を介して間接的
に耳に入ってくる方がインパクトは遙かに強いものです。

ですから筆者は、生徒に問題があればフェイス・トゥ・フェイス
で指導に当たり、ほめてやるときは周囲の関係者にそっと伝えて
おく。

あなたはどんなふうに生徒をほめますかと問われたら、そう答え
ることにしています。
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人間を知る。その意味では生徒も社員・部下でも同じです。悪口
も褒め言葉も、人を介して自分の耳に入ってくると、何倍も増幅
していますね。人間の機微をいうもの知らないと、組織のマネジ
メントはうまくいきません。今日も極意を極めていきましょう。


 

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