本質を見抜く力 (131126)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

「ヒット商品を生む秘訣」佐藤可士和(クリエイティブディレク
ター)『致知』2012年9月号特集「本質を見抜く」より

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――ヒット商品を生む秘訣のようなものはありますか。

商品の本質を見抜くことが肝要です。本質を見抜くとはある表層
だけではなく、いろいろな角度から物事を観察し、立体的に理解
するということです。

そのためのアプローチは様々ありますが、中でも僕が最も重要だ
と思うのは、「前提を疑う」ということです。

――前提を疑う、ですか。

これは僕のクリエイティブワークの原点ともいえるフランスの美
術家、マルセル・デュシャンから学んだことです。

20世紀初頭、皆が一所懸命絵を描いて、次は何派だとか言って
競っている時に、デュシャンはその辺に売っている男性用の小便
器にサインをして、それに「泉」というタイトルをつけて、美術
展に出したんです。

キャンバスの中にどんな絵を描くのかということが問われていた
時代に、いや、そもそも絵を描く必要があるのかと。

見る人にインパクトを与えるために、敢えて便器という鑑賞する
ものとは程遠いものを提示して、アートの本質とは何かをズバッ
と示した。つまり、そういう行為自体が作品であると。

――まさに前提を覆したのですね。

そうです。ただ、必ずしも前提を否定することが目的ではありま
せん。一度疑ってみたけど、やはり正しかったということも十分
あり得るでしょう。

大事なのは、「そもそも、これでいいのか?」と、その前提が正
しいかどうかを一度検証してみることです。

過去の慣習や常識にばかり囚われていては、絶対にそれ以上のア
イデアは出てきませんから。

――前提を疑わなければ、よいアイデアは生まれないと。

はい。あと一つ挙げるとすれば、「人の話を聞く」ことが本質を
見抜く要諦だといえます。

相手の言わんとする本意をきちんと聞き出す。僕はそれを問診と
言っていますが、プロジェクトを推進していく際はこの問診に多
くの時間を割いています。

じっくり悩みを聞きながら、相手の抱えている問題を洗い出し、
取り組むべき課題を見つけていくのです。

――問診するにあたって、何か心掛けていることはありますか。

自分が常にニュートラルでいること、それが重要です。邪念が入
るとダメですね。人間なので好き、嫌いとか気性の合う、合わな
いは当然あるじゃないですか。

ただ、合わない人の言っていることでも正しければその意見に従
うべきですし、仲のいい人でも間違っていれば「違いますよね」
と言うべきでしょう。

感情のままに行動するのではなく、必要かどうかを判断の拠り所
とする。

いつも本質だけを見ていようと思っていれば、判断を間違えるこ
とはありません。
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物事の本質を見る力。宇宙、世の中は原理原則で動いています。
本質は、ある意味原理原則を見つけることでもあるようです。目
に見えるものを見つけることは容易いことです。目に見えない本
質を見ることが大事になってきます。

今日も本質を見る力を養っていきましょう。


 

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