やりたいという熱い思い(140424)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

「水深8千メートルへの軌跡」杉野行雄(杉野ゴム化学工業所社
長)『致知』2014年5月号連載「生命のメッセージ」より

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村上 いろいろとご苦労をされたと思いますが、杉野社長がこの
事業を続けてこられた原動力は何だったのでしょうか。

杉野 やはり夢ですかね。そして夢を実現させたいという熱い思
いがなければこうした開発はとてもできません。なんせ町
工場の親父たちをまとめていくことだけでも実際大変でし
たから(笑)。

村上 どうやってまとめていかれたのですか。

杉野 みんな我が強くて、一度こうだと言い出したことは簡単に
は曲げません。ですから「あなたは素晴らしい」とおだて
たり、なだめすかしたりしながら、こちらの言うことも聞
いてもらうと。

でもこれだけの大所帯になっても崩れることなく成功した
一番の要因はプロジェクトメンバーの皆さんが同じ目的に
向かって、真面目に努力を惜しまず続けてくれたというこ
とですね。個々の力だけでは実現できないことを、いろい
ろな技術が寄り合わさって大きな力になる。

ですから、いまいるメンバーの誰か一人でも欠けていたら
成功していなかったと思います。

村上 開発も研究も同じようなもので、いまは特に技術の進歩が
激しいですから一人ではダメで、どういったチームワーク
を創り上げていくかが大事ですね。

ですから人のマネジメントというか、どうやって仲間に喜
んで働いてもらうかが一番大切ですよ。その点、杉野社長
の思いとか情熱というものが根本にあったから成功したん
だと思いますけどね。

杉野 いやいや、私だけではなくて、みんなの思いですよ。私が
嬉しかったのは大学の学生さんたちが非常に興味を持って
取り組んでくれたことですね。

喧々諤々やっているうちに、理論に走りがちだった学生さ
んの物の見方が変わってきたんですよ。

それから物事というのは、やる気を出して真剣になればど
んどん進むのだということを感じ取ってくれて、ボランテ
ィアにもかかわらず深夜まで一所懸命頑張ってくれたこと
もありました。

村上 やりがいを感じたんですね。

杉野 物づくりの楽しさ、意義を見出してくれたんだと思います。
残念ながらいまは大手企業が失敗を怖がって新しい物に挑
戦しなくなってしまいました。

そしてその煽りを受けて町工場の人間まで上から指示のあ
る、間違いのない物だけつくればいいという風潮になりつ
つあります。

もちろん上から何かを頼まれて部品をつくる際には力を発
揮するのですが、自分から何かを企画してやろうという力
がどんどん弱まっているんですよ。

戦後の物づくりの活力は挑戦して新しい物を生み出すとこ
ろにあったのが、そういったいい面がみんな削ぎ落とされ
て、日本の物づくりは下手をすると崩壊しかねないような
状態まで追い込まれていると私は思っています。

今回の成功で、町工場も自分たちの技術を活用して新たな
分野を開拓できるという可能性を示すことができたし、一
つの指針になると思うんですよ。

誰もが無謀だと思うことにも、敢えて挑戦しようとこれか
ら全国各地で狼煙が上がれば、日本の物づくりも復活の余
地はあると私は思います。
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物事のスタートは、やりたいという熱い思いです。「やりたい」
と熱く思うと「できるかも」「できる」という確信に変わってく
るのだと思います。

今日も確信もって取り組んでいきましょう。


 

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