同じことを続けてやる一貫不怠の道(140503)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理です。
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カレーライスとカツライスだけをいつも昼食に出している洋食屋
があった。この店のメニューはこれだけだった。学生のN君は、
この二つを交互に食べてきたが、いつも同じでつまらない、とう
とう飽きてしまった。

「こうなったら、自分で何か作るしかない」。N君はそう結論づ
けて、その年の二月、親しくしているその店の調理場に入らせて
もらい、自己流の料理を作ってみた。

皿盛りのご飯を丼に移し、その上にカツライス用のカツをのせ、
メリケン粉をといてソースを煮つめた汁をかけた。そして青エン
ドウを上にあしらってみた。食べてみると、なかなかいける。

「こりゃ、なんというのか、うまいぞ」とまわりからいわれ、N
君は、「うーん、そうだな、カツ丼だ」と即座に答えたのだが、
この「カツ丼」は大当たりで、たちまち銀座や日本橋の食堂でも
作る店が続出し、ほどなく大阪にも広がったそうである。

カレーライスとともに、もっともポピュラーな国民食となってい
るカツ丼は、一九二一年にこうして生まれ出たのであった(『早
稲田大学史』による)。

ここで注目したいのは、従来のカツライスに飽き飽きしたとき、
新しいカツ料理が作られたということだ。同じものを見たり、聞
いたり、食べたり、いろいろやっていると、飽きがくる。だがそ
こにこそ、その飽きを活用するか、あるいはそのままで過ごして
しまうのか分かれ道があるのである。

同じようなカツライスを毎日食べていても飽きない人があるだろ
う。あるいは飽きていても、我慢して食べている人もあるだろう。
Nさんの場合は、飽きたのである。何か新工夫はできないものか。
そうした単純な考えの中に、ヒントがひらめいたのである。

発明とか発見とか、そしてまた広い意味においての成功などとい
うものは、こうした飽きや苦難の中から生まれてくることが多い。
ぼんやりと飽きの中に、ただ飽いてアクビをしているだけでは改
良改善はできない。向上もない。

職業に飽きがきたらどうするか。「飽きずにやるのが商いだ」と
いう人もあるが、転職もひとつの道であろう。しかしたんに飽き
っぽい性格ではどの職業を選んでも、飽きがきて、次から次へと
とどまることがない。自分がやらねばならない今の仕事、それに
飽きがきた。どうしたらよいか。

そのときこそ進歩か、退歩か、それとも現状維持のままか、それ
らを決する重大な分かれ道に立っているのである。もし飽きがき
たら、その中に前進の道ありと心得て、その仕事をよく見、よく
感じ直すことだ。

「アーアー、また掃除か」と思うようだったら、そこにこそ進歩
改善の妙法ありと気持ちをかえ、気をつけてのぞむ。すぐにその
妙法は得られなくても、そう気分をかえただけでも楽しくなる。

全く同じことを続けてやる一貫不怠の道のほかに、こうした飽き
を活用する道も厳然として存在するのである。
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今日は、一貫不怠の心で105キロを歩きぬきます(笑)。充実
した良い連休を過ごしましょう。


 

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