人間関係の力を伸ばす秘訣(140709)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

「人間関係の力を伸ばす秘訣」高濱正伸(花まる学習会代表)
『致知』2014年8月号特集「一刹那正念場」より

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――高濱代表が目指す教育とはどこにあるのでしょうか。

僕が育てたいのは、どんな時代でも飯を食っていける大人なんで
す。そしてそのためには10歳までが勝負だと考えています。

――10歳までで決まると。

お母さん方から中学や高校の受験枠もつくってほしいという要望
があってそういったクラスもつくりましたが、一番力を入れてい
るのは人間の土台づくりですね。

もちろん、10歳を超えたらダメだというわけではないのですが、
いろいろな年代の子供たちを教えてきた経験上、空間認識力とか
イメージ力などがダイナミックに伸びるのは小学校3年生くらい
までかなというのが分かるんですよ。

ですからうちでは知識偏重ではなくて、子供たちが主体的に考え
る力を伸ばす教育に力を入れているんです。

例えば、僕が考案したゲームやクイズなどを算数の指導に取り入
れているのですが、子供たちに求めるのは、本当に納得いくまで
食い下がり、自分で解くことにこだわる「しつこさ」ですね。

計算問題を速く正確にこなす訓練をするよりもよっぽど「学力」
が身につきますよ。

―― 一般の塾とは一線を画しているわけですね。

もう一つは人間関係の力を育てることです。ベースにあるのはお
母さんの愛情ですが、それだけでは足りません。ところがいまの
学校は子供たちの間にトラブルが起きないようにという事なかれ
主義で動いているでしょう。

成功体験はもちろん大事ですけど、苦い体験も子供が自立する上
ではものすごく大切になってくるんですよ。これはバランスの問
題ですね。

そういうものを乗り越えて、みんなといると楽しい、友達と喧嘩
しても大丈夫というように社会に対する自信、自分自身に対する
自信を持たせてあげる、つまり人間の芯をつくってあげることが
大事なんです。そしてその実践の場が野外体験です。

――具体的にどのようなことをしているのですか。

例えばサマースクールでは川遊びや魚つかみ、虫獲り、夜の探検、
そして滝壺への飛び込みなど、とにかく思いきり遊ばせます。親
元を離れて、大自然の中で過ごさせることの意義は語り尽くせま
せんね。

いろんなことを工夫するようになるので知力が伸びると同時に、
危険を感知する力も磨かれますが、やはり一番伸びるのは人間関
係の力ですね。

野外体験を受け付ける際にはグループでの申し込みはできないよ
うにしているため、メンバーは全員初対面で学年もバラバラです。

それからお母さんたちには、予めトラブルが起こることを前提で
子供を参加させてくださいと必ず伝えています。

――親御さんに予め了解をとっておく。

僕は子供たちを逞しく育てたいと思っているんです。だからトラ
ブルがあって当然で、子供が泣いて帰ってくることだってある。
時には怪我をすることもありますが、そういった体験はすべて子
供たちにとって貴重な財産になるんですよ。親もこちらが真剣で
あれば、絶対に分かってくれます。

実際、これまでいろいろなトラブルがありましたけどクレームは
ゼロ。何かあればもちろんご家庭に謝りに行くのですが、

「いいんですよ。うちの子にはそういう体験も必要なんですよ」

というように、逆にお母さんに感謝されるんです(笑)。

――親御さんとの間にしっかりとした信頼関係ができていると。

昔の学校はそれが普通だったと思うのですが、いまは子供に何か
あれば親がすぐに怒鳴り込んでくるようになったから、学校は敢
えてリスクを冒すようなことはしません。

しかし、これは絶対に変えていかなければという思いが僕にはず
っとあるんです。
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森信三先生が、子供の教育には“つ”が取れるまでが勝負。と言
う言葉を残しています。歳を数える一つ二つ・・・九つ。十歳を
数える時には“つ”が取れてしまいます。

人間関係を良好に保つ能力はいくつになっても必要ですね。今日
も人間関係の力を伸ばす働きを意識していきましょう。


 

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