リズムに乗る (140906)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理です。
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二三人寄ってきて「セーノ!」のかけ声もろとも、ピアノをかつ
ぎあげる。三百キロから六百キロくらいの重さのあるものを、ヒ
ョイとかついで歩きだす。そして、トラックにつみ上げ、おろし、
時には機械の力をかりて、高いビルの部屋に運び上げたりするの
である。

「たいへんですね。力がいるでしょう」ときくと、「もちろん力
はいりますがね。それよりもリズムに乗ることですよ。調子をあ
わさなけりゃ、こんな重いものを傷つけずに運ぶことはできませ
んわ」との答えが屈強な男たちから返ってきた。

ピアノの運送は専門家の仕事だ。そのコツは、言う通りリズムに
乗って協力することだ。一人が勝手なことをやっていては運べな
い。リズムが重要だといっても、いつもかんたんにそのリズムに
乗れるわけではない。時にはリズムを乗りはずして、よろめき、
ケガをしそうになったりする。だから、苦心や努力がいつも必要
だ。

だがしかし、そこにこそ運搬、運送の面白味もあるのである。何
でも楽々とできたら、人生に面白味もなければ、爽快さもあるま
い。

事業は世の中の変化によって大きな影響を受ける。その変化にも
限りない綾というべきものがあって、一様ではない。また盛んに
なったり、衰えたりして循環するリズムもある。衰えるリズムに
もその乗りかたがあるのだ。

あわてっ放しの落胆しっ放し、悲しみっ放しの「放し」ばかりで
は、リズムに乗れない。衰亡の波の谷間にあるときこそ、いかに
すべきか反省し、研究し、改善改良の工夫を加え、アイデアを活
かしつつ勇んで働く。これがリズムに乗ることなのだ。

これらがかんたんにはゆかず、苦しむときもあろう。しかし、そ
こにこそ人生の妙味があるのではないか。逆境のリズムの中にこ
そ、順境のリズムが盛り上がりつつあるのである。

生老病死も人生のリズムの一つである。病気をせず、老衰で死ぬ
人もあるであろうが、それでも歯が欠けたり、カゼをひいたり、
ケガをしたりするくらいはあるであろう。生まれるリズム、死ぬ
リズム、病気やケガのリズムも厳然として存在するのである。

表面的にみてよくないと思われるリズムのときは、まず、そのリ
ズムに在ることを肯定し、恐れたり、憎んだり、怒ったりする気
持ちを早めに捨てて、朗らかに乗ることである。

朗らかにとは明るい気持ちのことだ。病気になり、痛みもひどく、
苦しいのに何が朗らかになれるかと反撃されるかもしれないが、
その痛さ、苦しさを「これもリズムなのだ」と受け入れることで
ある。

痛いのは痛いのだし、苦しいのは苦しいのであるから、そう受け
る以外にはないではないか。ただ「痛い、苦しい。ダメだ!」な
どと泣き叫ぶだけでは、リズムに乗れない。そうした朗らかな心
で、さらに工夫研究をして、心を練り上げることだ。
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今日もリズムにのって一日を過ごしましょう。


 

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