変化対応のカギはどこにあるか (140913)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
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近年の再生可能エネルギーへの関心と相まって、技術革新による
世の中の変化がいっそう加速しています。

自動車業界では、ハイブリッドカーや電気自動車の普及が進み、
リッター三十キロを越えて走る低燃費の車が次々と登場しました。

エネルギーの分野では、シェール層から抽出する石油や天然ガス
(シェールガス)が注目を集めています。また、ミドリムシから
オイルを生産するバイオ燃料の研究や、微生物が有機物を分解す
る際に電気を生み出す原理を利用した「微生物燃料電池」の開発
も進んでいます。

こうした社会の構造を変えるような技術革新や景気変動の波は、
一定の周期で起きると、様々な経済学者が唱えています。

「世はまさに波動である、リズムである」。これは倫理運動の創
始者・丸山敏雄の言葉です。さっと来て去る波、遅い波と、その
波長に長短はあるものの、行きつ戻りつ、浮びつ沈みつゴールに
入る。これが人生である、と著書の中で述べています(『純粋倫
理原論』)。

世の中の動きすべてに、リズムがあるとすれば、変化に対応して、
うまく時代の波に乗るには何が必要なのでしょうか。

近江屋ロープ株式会社という会社があります。創業は一八〇五年。
網づくりを本業とし、明治以降は、林業や農業、鉱山の現場で使
用する麻や綿の販売で栄えました。

戦後はビニールやナイロン製のロープの卸売り専門会社となり、
成長を続けます。しかし、林業の衰退やバブル崩壊後の公共事業
の減少に伴って、やがて経営危機に陥ってしまいます。

この時、社員の提案から起死回生の一手が生まれました。山が荒
れ、急増したイノシシやシカから農産物の被害を防ぐため、害獣
の侵入を防ぐネットの製造に乗り出したのです。

需要は思いのほか多く、特に、イノシシの侵入を防ぐネット「イ
ノシッシ」は、ネーミングのインパクトもあり大ヒット。会社は
息を吹き返したのです。

時代の変化に対応して経営悪化からの回復を成し遂げたのですが、
その背景には、これまでの蓄積がありました。ロープに関するノ
ウハウ、山や森との関わりという自社の強みがあったからこそ、
時代の変化に対応できたのです。新たなビジネスも、本業のレー
ルの延長線上にあったのです。

時代の変化に対応するために、過去のプライドや成功体験を捨て
て臨むのは大切でしょう。

その一方で、捨ててはならないものがあります。それは、何の会
社なのかという企業の「本(もと)」、本業であるコアの部分で
す。根無し草では、波に翻弄されて溺れてしまうでしょう。

変わらないわが社の「本」を見つめ、そこで働く人の心と、企業
の「本」がしっかりつながること。これが時代の波に対応するた
めの秘訣ではないでしょうか。
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本を忘れず。とあるように、会社の本、個人の本。それを忘れな
いようにしましょう。


 

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