家庭生活と事業経営はひとつながり (141025)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理です。
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S氏は、住宅設備の設置と販売業を営んでいます。今では堅実な
経営を心がけているS氏ですが、かつては経営難に苦しんでいま
した。

苦境を何とか打開しようと知人に相談をしたところ、返ってきた
のは意外な答えでした。それは、妻や子供に呼ばれたらすぐに
「ハイ」と返事をする実践でした。

経営のことで悩んでいるのに、なぜ家庭生活のことを言われたの
か、不思議に思ったS氏ですが、たしかに家で「ハイ」と返事を
することはありませんでした。それどころか、夫婦の会話すらほ
とんどない状況だったのです。

それまでのS氏は、家事育児はすべて妻に任せきり、何か問題が
起こっても、無関心を決め込んでいました。家庭を顧みない夫に、
いつしか妻も関心を向けなくなり、夫への不足不満を子供にぶつ
けているような有様でした。

夫婦仲は冷え切っていたので、「ハイ」と返事をするのはとても
無理なように思えました。しかし、ほかに打開策があるわけでは
ありません。S氏は家庭内での実践に必死に励みました。

呼ばれると「ハイ」と返事をする夫に、最初は不思議そうな妻で
したが、次第に夫婦で挨拶を交わす機会が増えてきました。途切
れ途切れだった会話も、少しずつ続くようになってきました。

妻の話に耳を傾け、妻の悩みや大変さにも気づくようになったS
氏は、〈自分は何と家庭を顧みない夫であったか〉と反省しまし
た。そして、夫婦仲が改善するのと呼応するように、会社の業績
も徐々に回復していったのです。

夫婦の間のことは企業とは直接関係がないようだが、その実、大
いに結びつきがある。夫婦関係がごたごたしていたり、家庭内別
居のような関係にあったりしていると、その事業がうまくゆかな
いことが多い。(丸山敏秋著『倫理経営原典』より)

家庭生活と事業経営はひとつながりです。家族を喜ばせ、楽しま
せることができない経営者が、はたして従業員や取引先の人たち
の心を掴み、喜びを提供することができるでしょうか。

さらに踏み込んで、とりわけ夫婦のありようがそのまま事業に反
映するというのが純粋倫理の考え方です。なぜなら、「夫婦」と
いう相反する二つの力が溶け合って一つになった時に、あらゆる
物事の生成発展があるからです。

男女には、正反対のようなところが沢山あります。会話一つとっ
てみても、男性は結論を先に話し、女性は一から順を追って話す
傾向があるといわれます。そうした違いを認めた上で相手を受け
入れること。そして、自分から進んで妻に(夫に)心を合わせて
いった時、新たな創造が生まれます。事業の繁栄もまた、相反す
る夫婦の和合から生まれるのです。

事業の発展に、夫婦仲の良いことは欠かせません。経営者は家庭
人でもあります。夫の自覚、妻の自覚を高め、それぞれの役割を
しっかり果たすところに、経営への活力も漲ってくるのでしょう。
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秋の休日。家庭サービスを行い、家族のみんなを喜ばせましょう。


 

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