結果を気にせず実践に励む (141108)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
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倫理の実践をしても、なかなか思うような結果が得られない、と
嘆く人は多いようです。

「社長が率先してトイレ清掃をすると、社員も進んで清掃をする
ようになった」という体験を聞いたとしましょう。ところが、い
ざやってみても、社員が変わる気配はありません。〈これだけや
っているのに、なぜ良くならないのだろう〉と思ってしまいます。

これは、「こういう実践をすればこうなる」という理屈に頭が支
配されているのです。

倫理運動の創始者・丸山敏雄は実践の要件として、「結果を考え
ぬこと」を説きました。

結果を考えぬ 予想せぬ。うまく行くだろうとか、あぶないとか、
どうかしらんとか、やれるかしらんとか、うまく行ったら大もう
けだとか、これをやったらえらい名誉だとかいう、一切の結果に
ついて思いをもたぬ。(『実験倫理学大系』より)

物事を行なう上で、予測や期待を持たないようにすることは、一
見すると難しいことのように思えます。しかし、今この時、目の
前のことに無欲至誠で取り組む時、実践は、思いがけない結果を
もたらすものです。

自転車部品メーカーを経営するM氏の会社には、仕事の要領が悪
い年配社員がいました。

電話応対で自分の会社の名前を忘れてしまったり、FAXの送信
先を間違えることも度々ありました。M氏が仕事を任せる度に、
ミスをする姿が目に入ってきます。

〈いつ辞めさせようか〉と、それだけを考えていた氏は、倫理法
人会の幹部研修で訪れた講師に、何気なくその話をしました。す
ると、「うちの会社も同じですよ」と言われたのです。

続けて「Mさん、その社員を絶対に辞めさせてはいけませんよ」
と助言されました。〈とても無理だ〉と思いましたが、「約束し
てください」という講師の言葉に、M氏は「わかりました」と返
事をしました。

その後M氏は、その社員をとにかく褒めて、辞めさせないように
努めました。ところがある日、その社員から突然「辞めさせてく
ださい」と言われたのです。

以前のM氏ならすぐに了承をしていたところです。しかし、その
時は、辞めてもらっては困る、会社にいてほしいと本心から引き
止めました。

それでも社員の意志は変わりません。盛大な送別会をして、その
社員を送り出しました。

半年後、会社を辞めた社員から「再就職しました」との電話があ
りました。新しい就職先はM氏の会社の得意先でした。しかも、
部品を受注する担当者として仕事をしているというのです。

その後、仕事のパートナーとして、とてもよい関係を築くことが
できました。そして、このことが、M氏が社員への見方を改める
きっかけとなったのです。

先のことを考えず、私欲を捨て実践に励むことによる「心のあり
よう」が、まさかと思うような「結果」に結びつくのでしょう。
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今日も結果を気にせず、実践に励みましょう。


 

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