反省とは次なる改善活動である (150307)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
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いったいなぜ近頃は事故が多いのであろうか。もちろんそれには
当然ながら原因がある。偶発的と思われる事故に対しても、人為
的、または自然的な原因が必ずあるのである。

悲劇を二度、三度と繰り返さないためにも、起こった事故に対す
る心がまえは、しっかりと持っておきたい。それは人を責めたり、
攻撃したりする意味ではなくて、その事故に直接、間接に関係す
る者が自らをかえりみて、その事故に対する反省の念をしっかり
と持つことである。

物理的な事故原因の追究は、十分に為すべきことはいうまでもな
い。それは、当たり前のことである。必要なのはそうしたことの、
もうひとつ根本にあるところを反省することである。

それは事故を生活の赤信号と受けとることである。平素から何か
不自然なやりかたをしていて、それがたとえ、たいしたものでな
いように見えても、積もり積もって、ふいに大きな事故を引き起
こすのである。

ある会社で新型の乗用車を購入した。若い社員がちょっと練習を
したいからというので、まあ、いいだろうと許可をした。ところ
が、ガソリンを入れにいって帰る途中、岩壁の迫っている溝に落
ちこんで、車体の片側を大破したのであった。購入してわずか五
日目のことである。

報告をきいた会社の業務部長は、その管理を受け持っていたので、
一瞬憮然としたが、ただちに次のように反省したのであった。

第一、社長はその青年にまだ運転させる時期ではないという意向
であったのに、その気持ちを十分に尊重せずに運転をさせたこと。

第二、新しく購入した自動車の責任者をはっきりさせなかったこ
とが、よくないこと。

第三、新車に対して十分な配慮をせずに、軽々しい気持ちで扱っ
ていたこと、などである。

その事故を起こした青年は免許証は持っていたけれども、しばら
く病気で、運転をしていないので、危ないと社長は見ていたので
ある。その社長の判断を軽く見たのが、配下にある者として間違
っていたと部長が反省したのであった。

また一般に、機械とか道具は、それぞれの責任者をつけないと、
つい粗末になって、壊れたりしやすい。大切に扱えば長持ちして、
こちらのためによく働いてくれるが、乱暴に扱うと、すぐに腹を
立てて、壊れてしまったりする。さっきの会社の場合も、このよ
うなことが総合されて、新車が事故を起こしてしまったのであっ
た。

業務部長は以上のように、その事故についての反省をして、やが
て修理されてきたその車に対し、その後は適確なやりかたをとっ
たので、事故は起こらなくなった。

この事故に対して社長は社長として、当の青年社員はその立場か
ら、同じく赤信号として、それぞれにふさわしい反省をしたこと
はいうまでもない。そして、それぞれの生活を立て直して業務に
打ち込んでいる。(月刊『新世』一九六六年六月号より)
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良くない出来事に対して、正面から向き合い反省を行うことは次
なる改善の道へと繋がります。今回の事例では、「何をやってい
るんだ。気を付けて運転しておれば何も問題なかったのに・・・」
と、若手社員を責めてしまえばそれ以上の改善は生まれません。

会社で起きることは、全員の責任です。もちろん結果責任は社長
です。

今日も、反省すべきは反省し、次なる改善へと繋げていきましょ
う。


 

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