人を改めさせよう、変えようとする前に、まず自らを改める (150502)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
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人を改めさせよう、変えようとする前に、まず自ら改め、自分が
変ればよい」という教えがある。これはたいへんよい言葉だと思
う。親子や夫婦の間でも、職場の人間関係や交友などにおいても、
ひじょうに実践効果のいちじるしい内容をもっている。

子どもが反抗している。お前がいけないのだと、頭からどなりつ
ける。すると、「なんだ。お父さんは勝手なことばかりおしつけ
て……お父さんが悪いんだ」と子どもはなおも抵抗する。子ども
がいうことをきかないとき、子どもだけを改めさせようとしない
で、まず親自身のいいかた、態度、心がまえなどを改めてかかる
ことが先なのだ。

結婚して二年にしかならない若妻が、夫と離婚したいという。な
ぜかときくと、「夫はいちども、ごくろうさんとか、ありがとう
とか、愛情のある言葉をかけたことがない。わたしが、つくろい
ものをしてあげても何もいわないし、まごころこめて料理をつく
っても、味がどうとか文句はいっても、ほめてくれたためしがな
い。こんな男とは、とても生活できません」ということだった。

それで、「あなたの気持ちはいちおうわかるけれど、ではあなた
のほうで、ご主人に感謝の気持ちをあらわしたり、ほめたりした
ことがありますか」ときいてみると、「あんな欠点だらけの男は
ほめようがありませんよ。だから、ごくろうでしたなどと、口が
まがってもいえませんよ」という返事であった。

これでは、どうにもなるまい。相手を変えさせようとするには、
まず自分が変わる、自分が変わらないで、夫でも妻でも、わが子
でも、友人同僚、その他相手が変わるわけがない。

これは日常の些細なことがらの間にも、たいせつな心がまえとな
るべきなのだが、現代はその反対で、何かといえばすぐ、「お前
がわるいのだ」「まずあんた達が変われ」といったぐあいに、自
分のことは後まわしにしておいて、相手を責めるような態度がい
たるところに見られるようである。これではどこまでいっても家
庭も職場もよくなりはしない。争いは絶えず、悪くなる一方であ
る。

だから「相手を変えるよりまず自分」といった内容のことは、日
常生活の心得として、大いに人々に知らされ、ひろめられるべき
ことがらだと思う。それを人々に知らせることによって、自分自
身の実行力もついてくる。

いつか人は、そのよいことを忘れて、まず相手を責めようとする。
しかし人にすすめていると、相手を改めさせようとする気もちが
出てきたとき、ハッと気づくようになるものだ。

自分だけわかっていて、ひとりで実行できるというのは、よほど
偉い人だ。そんな偉い人は、ほとんど居るまい。私ども凡俗の人
間は、よいことは人にすすめ、それによって自分自身が教えられ、
導かれて、よいことを実行できるようになる。

人間には誰にもあやまちがあるであろう。そのあやまちにたいし
て、すぐに反省し、あらためることができるのも、そのよいこと
を人に知らせ、すすめていればこそであろう。人につたえるとは、
同時に自分の自覚を深めることになるのである。
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自分を見つめる、そして改めるよい時間としましょう。


 

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