恩を返す生き方 (150529)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
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大阪にN氏という弁護士がいます。N氏は、自らを〝悪徳弁護士〟
と称しています。

悪徳とは、もちろん本来の意味ではありません。これまでたくさ
んの恩を受けていながら、恩返しができていない自分をあえて
〝悪徳〟と表現しているのです。

N氏の法律事務所は、大阪の一等地に位置するビルの中にありま
す。そのビルの一階を借り上げ、約四十坪のスペースを無料で一
般開放しています。様々な団体が、各種セミナーや勉強会の教室
として利用しています。

N氏は、その開設理由について、「恩返し」だと述べています。
多くの人々や大自然から受けた恩、その喜びを多くの人に分けて、
喜んでもらうことで、お返ししたいというのです。

倫理法人会の会員でもあるN氏は、恩と同じように、倫理の学び
で得た喜びも、皆で分けようと勧めています。

モーニングセミナーの講話では「美味しいお饅頭は、一人で食べ
たらあかん。独り占めするのではなく、皆で分けたほうがよろし
い」と語るN氏。ここでいう「美味しいお饅頭」とは、倫理のこ
とです。

〈倫理をやってみて、美味しいと思ったら、それを今度は多くの
人に伝えて、喜びを分けてほしい〉と氏は考えているのです。

純粋倫理の「美味しさ」とは何でしょうか。言い換えればそれは、
倫理体験です。倫理の実践によって境遇が変わった、以前より良
くなった、という喜びです。

■朝、目が覚めたらサッと起きる実践を続けた。すると、仕事が
順調に進むようになった。

■妻に対して、ニッコリと笑顔で挨拶をするように心がけた。す
ると、朝食の内容が充実。夫婦仲もよくなり、家庭の雰囲気が明
るくなった。

■朝一番に出社、自ら清掃をして社員を迎えるようにした。する
と、社員たちが率先して社内を整理整頓するようになった。

こうした一連の体験には、人それぞれの味があり、またその人特
有の心の動きや行動の変化があるものです。その喜びを、「良か
った」で終わらせずに、人に伝えること、それがすなわち喜びを
分け合うことになるのでしょう。

その一方で、心がけたいのは、謙虚に伝えるということです。
〈倫理は良いのだから〉という思いが強すぎるあまり、〈自分は
これだけやった〉と偉ぶる気持ちや、〈いいことだからやれ〉と
いう高圧的な伝え方にならないよう気をつけたいものです。

よいことの実行を人に告げる場合、気をつけねばならぬことがあ
る。第一に自慢し、偉ぶる気持ちで告げてはいけないということ、
第二に、かといって黙り込んでしまうのではなく、人や社会のお
役にたてたらという謙虚な気持ちで時には進んで、報告すること
も必要だと知ることである。
(丸山竹秋・月刊『新世』一九七四年十月号「新世言」)

〈自分の体験が人や社会のために役立つのなら〉という謙虚な気
持ちで、倫理の「美味しさ」を伝えていきたいものです。
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恩知らず。という言葉があります。今こうして生きていられるの
は、幾百千乗の恩の中に生きています。恩を知り、恩を返せるよ
うな生き方をしていきたいものです。


 

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