モノは活かす人のところに集まる (150821)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
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新聞販売所を営むA婦人が、倫理研究所の研究員に倫理指導を受
けました。内容は、婦人が一万円札を落としてしまったことにつ
いてでした。

A婦人は、お札を四つに折り曲げて、直接ズボンのポケットに入
れていたそうです。婦人の話を聞いた研究員は、金銭や物に対す
る倫理を説明しました。

「純粋倫理では『物は生きている』と捉えます。特に金銭は、物
の中でも、最も敏感な生き物です。お札をポケットに裸で入れて
いること自体、無造作に扱っている証拠でしょう。金銭をはじめ、
物は生きているのですから、自分の子供を慈しむように大切にし
なければなりません。あなたが金銭を粗末に扱っているから、一
万円というわが子が、〈ここにいたくない〉と思って、あなたか
ら逃げていったのですよ」

続けて研究員は尋ねました。
「ところで、自宅の台所の流し台の一番上の引き出しには何が入
っていますか」

「…はっきりとわかりません」

「恐らくそうでしょう。台所は日々の生活を営む上で、家族の命
を支える大切な場所です。その台所の引き出しに何が入っている
かわからないとすれば、お店や自宅にある物も、あまり整理され
ていないのかもしれません。物に対する心構えを反省して、今日
からすべての物に感謝し、わが子のように愛し、慈しんでくださ
い」

指導を受け、〈本当にその通りだ〉と痛感したA婦人。家に帰る
とすぐに、流し台の引き出しを開けて中を確かめてみました。す
ると、使いかけの調味料や買い置きをしていた台所用品の下から、
一円玉や五円玉、十円玉が何枚も出てきたのです。

引き出しの中の小銭を拾い集めながら、A婦人は、〈こんな状態
だから一万円札もなくなったんだ〉と、物を乱雑に扱っていたこ
とを心の底から反省しました。そして、〈今日から家と店の中を
一日一カ所整理しよう。お世話になっている多くの物に対して、
ありがとうという感謝の気持ちで使っていこう〉と誓ったのです。

その日の夕方、A婦人に驚くべきことが起こりました。交番から
連絡があり、一万円札の落とし物が届けられたというのです。

実はA婦人、倫理指導を受ける前に、交番にお金を落としたこと
を届けていたのです。交番に届けられたのは、紛れもなくA婦人
が落とした四つ折のお札でした。

お金は、足が生えているように行ったり来たりすることから、昔
から「足」にたとえられます。足に接頭語の「お」が付いて「お
足」という女房詞もあります。

粗末に扱うと、それこそ足が生えたように逃げていくのが金銭の
性質です。また、物に対する心を改め、実践に移したことから、
〈そろそろ帰ろうか〉とお金に足が生えて、婦人の元に戻ってき
たのかもしれません。

この体験から、お金の扱い方が変わったA婦人です。引き出しの
中や店内も整理整頓され、仕事もぐんと捗るようになりました。
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モノは活かす人のところに集まる。金銭も、情報も、そして人も
そうですね。周りのモノを活かしていきましょう。


 

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