「ありがとう」を形で伝える (150919)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
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「ありがとう」という謝意を形で伝えるには、どのようにすれば
よいか、考えてみましょう。

たとえば、男性経営者が奥様に対する場合、単に「ありがとう」
と発するだけでよいのでしょうか。たしかに言葉という形ではあ
りますが、肝心なのは、思いが相手に伝わったかどうかです。

「食事がおいしかった」「掃除が行き届いていて気持ちがいい」
「家を守ってくれるから働ける」といった事柄への感謝は、もう
一歩突っ込んだ形で表わしたいものです。

たとえば毎日、妻の肩を五分間揉んでやる、腰や足の裏を指圧し
てやる、日に一度、手紙(ラブレター)を書いて渡す、一日一本、
花を買って帰る…などの工夫をすることで、思いもさらに伝わっ
ていくものかもしれません。

「感謝できない」「恩返しの心が起きない」「身近過ぎる故、愛
情があるのかわからない」といった方が、両親や配偶者に日に一
度、葉書を出す実践を通して、思いを深められた体験も少なくあ
りません。

次に、「私は○○さんを尊敬しています」といった心の内の敬意
を形に表わすには、どのように努めればよいでしょう。

それにはまず、相手をよく知り、よく見て真似ることです。そし
て、己の我を捨て去り、対象者に没入する(一体となる)が如く
に頭を下げることです。

江戸時代の医師で国学者の平田篤胤(あつたね)が神様を拝む時
には、如何にもそこにおられると思わされるような敬虔な姿であ
った、といいます。そして、第三者(周囲)にも、その内面が伝
わった(波及した)というのです(丸山敏雄著『純粋倫理原論』)。

このように形を尊重することは、生活にけじめをつけることに結
びつきます。目に見えない神仏や祖先の御霊に、拝礼、挨拶、頭
を垂れるといった行為をとるとき、親しみがわき、謙虚になり、
豊かな心が涵養されるのです。

墓参という形についても同じことがいえます。倫理研究所会長・
丸山竹秋は、墓参りをきちんと行なう人の仕事や家庭は比較的う
まくいっていることに触れ、その理由をこう述べています。

墓を大事にするということは、親祖先を大切にするということと、
同じことであるからであります。親祖先を大切にし、そのおかげ
を思うということは、自分自身の生命を感謝し、生命をより充実
させることにほかなりません。(丸山竹秋著『ここに倫理がある』)

自分の肉体、精神は、親祖先の肉体精神、つまり生命が積み重な
ったものにほかならない。だから墓を大事にする(墓参をする)
ことは、わが心をひきしめ、自分の生命の靭帯に油をさすような
働きになるのです。

遠方に墓があるような場合、実際には、年に一度の墓参りもなか
なか難しいものです。そうした場合は、親類か、誰か然るべき人
に墓のことを頼んで、その人に玉串料や線香代、花代をことづけ
るのは大変ゆかしいことです。月に一度は、親祖先との心の交流
を形に表わしていきたいものです。
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今日からシルバーウィーク。親、祖先に思いを馳せ、穏やかな休
日を過ごしましょう。


 

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