心の内は人に伝わる (150927)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
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建設会社で働いているAさんは、数カ所の現場を受け持っていま
す。どの現場にも、様々な業者が出入りしています。とあるビル
建築の現場に入った際、一緒に仕事をする業者の中にどうしても
苦手な人がいました。

その人はいつも仏頂面でした。表情が険しく、口を開けば嫌味を
言います。何度か顔を合わせても、〈ちょっと嫌なタイプだな〉
という第一印象は拭えません。一度苦手だなと思うと、すること
すべてが気になって、イライラは募るばかりでした。

それでも、自分から挨拶をするように心がけていたAさん。社長
からいつも「挨拶は人間関係の基本。どこにいっても明るく爽や
かに挨拶するように」と教えられていたからです。

また、休憩時間には缶コーヒーを持って話しかけ、打ち解けよう
と努力をするのですが、状況は変わらないままでした。このまま
では、肝心の仕事にも支障をきたしてしまいます。何とか関係を
良くしたいと思ったAさんは、次のように考えました。

〈この人はずっとこうだったんだ。今さら変わるわけがない。な
らば、そのままを受け入れよう〉

そう考えると、吹っ切れたように心が軽くなったのです。これま
で、缶コーヒーを差し入れていたのも、〈相手に取り入りたい〉
という心からでした。苦手意識はあるものの、〈相手に自分のこ
とを好きになってほしい〉というのが本心でした。

それが、〈この人はこのままでいい。仏頂面も個性なんだ〉と考
えると、顔を合わせることが苦痛ではなくなったのです。気軽に
会話ができ、自然に笑顔がこぼれました。すると、相手も笑顔を
返してくれたのです。

相手をありのまま受け入れようと思った時、これだけ状況が変わ
るのかとAさんは驚きました。その後は苦手意識もなくなり、ス
ムーズに仕事が進むようになりました。やがて、別の現場でも、
その人から指名が入るほどの信頼関係が生まれたのです。

人と人が対面する場においては、言葉以外にも、表情や視線、姿
勢、動作など様々な要素が組み合わさって、コミュニケーション
が取れます。表向きは笑顔で接していても、心の中では〈何とな
く嫌だな〉〈苦手だな〉と感じていることは誰にでもあるでしょ
う。そのような心は、どこかに表われてしまうものです。心と身
体はひとつながりだからです。

人間関係でうまくいかない時、その根本には、相手を避ける気持
ちが潜んでいるかもしれません。たとえ「好き」にはなれなくて
も「嫌わない」こと、「相手をそのまま受け入れる心持ち」を人
間関係の根幹に据えたいものです。

最後に、倫理運動の創始者・丸山敏雄の言葉を引用して、今月の
テーマを締めくくりましょう。

明るい心が、身体を健康にし、家庭を明朗にし、まわりを楽しく
し、仕事を順調にする。心が先であり、心がすべてである。
(丸山敏雄著『人類の朝光』)
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今日も、明るい心で過ごしていきましょう。


 

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