和の精神文化を経営に活かす (151113)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
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日本文化の特質として挙げられるのは、「和」の精神です。古く
は、聖徳太子の十七条憲法の第一「和を持って貴しと為す…」に
もそれが表われています。

その「和」の精神を経営にも活かしてきたところに、日本的経営
の特徴があります。経営の神様といわれた松下幸之助氏は、「和
親一致」を経営理念に掲げていました。氏は、人の和が熟練され
た組織の姿を「上意下達」「下意上達」に見ていました。

「社長の考えていることが少しも下に通じない会社は、概して上
手くいっていないようです。また逆に、下意が全然上達していな
い会社は、さらによくないと思います」と氏は述べています(*
1)。

また、江戸時代の三井家(現在の三井グループ)の家法「宋竺遺
書(そうちくいしょ)」には、「上に立つものが邪(よこしま)
の心の持主であれば、下もその通りになるものだ」と説かれてい
ます(*2)。

建設設計を営んでいるO氏は、朝礼の進め方に悩んでいたところ、
『職場の教養』を紹介されました。さっそく倫理法人会に入会し
て、活力朝礼を導入しました。

以前よりも社内の風通しはよくなりましたが、相変わらず社員の
働き振りには不満を抱いていました。社員を教育しようと、あの
手この手で取り組むのですが、反発されることも多くあったので
す。

そんな折、O氏は倫理法人会の役職を受けることになりました。
何をすればいいのかわからなかったので、講師にアドバイスを求
めると、「会長の良いところを百個見つけること。心から合わせ
ること」と教えられました。

早速、その通りにしようと努力したのですが、自分の考えや方針
と異なる会長に、なかなか合わせられません。見下されたような
言葉に、反発を覚えることも多く、険悪なムードが続いたのでし
た。

ある時、これは現在の会社の状況と似ていることに気がつきまし
た。〈社員もこんな気持ちで私に反発していたのか〉と振り返る
ことができ、O氏は、社長としての自分の姿に気づいたのです。

以来、O氏は会長に合わせることを徹底して行ないました。する
と、これまでは指示を出さないと動かなかった社員が、自分から
判断を仰ぎにきたり、会社にいなくても、積極的に報告・連絡・
相談をするように変わってきたのです。

職場も以前より活気が出てきました。社員の姿は、中心者である
自分の心の反映であったのです。

経営者の心が明朗闊達である時、事業はまっすぐに進みます。異
なる意見を聞き入れ、衆知を集め、心を合わせる時、新たなもの
が生まれてきます。日本という国も、あらゆる文化を受け入れ、
独自のものを生み出しながら、かつ日本らしさを失わずにきまし
た。

塩が水に溶ければ、全体が塩味になるように、合わせることで自
己が全体に及びます。中心者自らが変わって、周囲を変化させて
いく実践こそ、「和」の精神を基調とした倫理経営といえるでし
ょう。
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「和を持って貴しと為す…」。日本人が持つ「和」。仕事で活か
していきたいものです。


 

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