物事を柔軟に受け容れる素養 (160104)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

生き残れるSE、生き残れないSEを分かつ「開発プロセスのデ
ザイン力」

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SEが生き残るための必須スキルとは何だろう。技術力か、業務
知識か、プロジェクトマネジメントスキルか。もちろんどれも重
要だ。しかし、これからの時代はこれだけではダメだ。「開発プ
ロセスのデザイン力」が必須スキルとして問われるようになる。

開発プロセスのデザイン力と言われても、ピンとこないかもしれ
ない。開発プロセスについては、ウォーターフォール対アジャイ
ルという文脈で目にすることが多い。

「重要なのはどちらを選ぶかではない。システムに合わせてデザ
インすることだ。開発プロセスを適切にデザインできないと、見
当違いな使えないシステムを作るSEになってしまう」。システ
ム構築プロジェクトの支援経験が豊富なゼンアーキテクツの岡大
勝氏(代表取締役CEO)は話す。

前提にはビジネスを取り巻く環境の変化がある。競争激化が進み、
競合の打ち手に素早く対応できないとすぐに負けてしまう時代に
なった。先を予測するのが難しくなっているのだ。競争力強化の
ためにシステム構築を決めたとして、リリース時まで同じ状況が
続くとは考えにくい。今まで通りのやり方で開発を進めると使わ
れない、ダメなシステムができあがってしまう。

ここで、開発プロセスのデザインが登場する。現在主流のウォー
ターフォール型の開発プロセスは、将来を予測できることを前提
にしている。予測に基づいて厳密な計画を立て、計画に沿って実
行していく。これは予測できない変化が起こるという「不確実性」
のリスクに弱い。不確実性が高い場合は、開発プロセスにアジャ
イル(適応型、反復型)の方法論を取り入れていく必要がある。

つまり、システムのリスクに応じて適切な開発プロセスを使うよ
うにしていくのだ。例えば、営業、マーケティングといったフロ
ントオフィス業務は不確実性が高い。こうしたシステムではアジ
ャイル型の開発プロセスを採用する。一方、会計や人事といった
バックオフィス業務であれば、不確実性は少ない。慣れたウォー
ターフォール型の開発プロセスで開発すればいい。

「そうは言っても、業務システムの開発で簡単にアジャイルの開
発プロセスなんて採用できるのか」。そう思う読者もいるだろう。
その疑問はもっともだ。業務システムの開発は会社規模への対応、
ガバナンス、コンプライアンス、利害関係の調整、品質への高い
要求などとかく面倒だ。アジャイルの開発プロセスで最もメジャ
ーな「スクラム」では、業務システム特有の複雑さに対応しきれ
ないことがある。

ただ、だから開発プロセスの変更はあきらめる、とはならない。
それはリスクへの対応の放棄だ。幸いなことに、業務システムの
複雑さとアジャイルの適応力を両立させる、「エンタープライズ
アジャイル」と呼ばれる方法論が確立されてきた。それも一つで
はない。「ディシプリンド・アジャイル・デリバリー」(DAD)、
「スケールド・アジャイル・フレームワーク」(SAFe)など複数
ある。システムのリスクを分析して、最もフィットする開発プロ
セスを選べばいいのだ。

ユーザー企業は新事業を創出したり事業の競争力を高めたりする
目的で、IT予算をバックオフィス業務からフロントオフィス業務
にシフトさせようとしている。今のシステム開発プロジェクトは
バックオフィス業務に関するものが大部分だが、これは間違いな
く変わっていく。開発プロセスのデザイン力を持たないSEは、
状況変化に対応できず生き残れなくなってしまう。

岡氏は「開発プロセスは成功体験と結びついているので、変えよ
う、デザインしようという発想をなかなか受け入れられない。開
発プロセスを変えると新人はすぐに順応するのに、システムを分
かっている中堅とベテランが抵抗勢力になる」と指摘する。開発
プロセスのデザイン力は生き残るSEになるための必須スキルな
のに、中堅、ベテランこそが“危ない”のだ。
(日経SYSTEMS 白井 良)
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SEでなくても、物事を柔軟に受け容れる素養が、大いに求めら
れる時代になりました。

今日も、受け容れる素養を養っていきましょう。


 

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