好きになる努力 (160430)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
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何事にも努力は必要です。ただじっとしていては、沸き立つよう
な歓びやワクワクする時間を獲得することはできません。人を好
きになるのも同様でしょう。「食わず嫌い」という言葉があるよ
うに、好きになるにも、相応の努力は求められるものです。

かつては愛情豊かだった夫婦関係も、年を経るごとに、熱が冷め
てしまうことを実感されている方も多いでしょう。いわゆる倦怠
期に陥ってしまった時、どのような智恵に学べばよいのでしょう
か。

還暦を過ぎた、あるご婦人のお話です。定年退職を迎え、単身赴
任の夫が週末に帰ってくるのを待つ生活が始まった頃のことでし
た。婦人は、言いようのない虚しさにとらわれるようになりまし
た。

〈なんとなく結婚し、一所懸命に子育てをして、子供たちは願う
通りに成長してくれた。でも今はみな家を出て、一人ぼっちにな
ってしまった。燃えるような恋愛の末に結ばれたわけではない私
にとって、夫が帰ってきたからといって、ときめきも感じない。
無味乾燥のまま、私の人生は終わりを迎えてしまうのかしら〉

もやもやとした気持ちを抱えながら、婦人は、今後どのように生
き甲斐を見つけていけばいいのか、倫理研究所の講師に相談を持
ちかけたのでした。

「離れて暮らすご主人のために、一日の内、どれくらい時間を費
やしていますか」という講師からの問いに、婦人は「まったくあ
りません」と答えました。「では五分でもいいですから、日課と
して、目の前にご主人がいらっしゃると思って、尽くす何かを行
ないませんか」と講師。婦人は講師とのやり取りの中から、単身
赴任先の夫に、毎日、ハガキを書いて投函することを決めました。

何を書いたらよいのか戸惑いましたが、「日常のありきたりのこ
とでいいのですよ」という講師の言葉に、「それならできそうだ」
と始めたのでした。

三カ月ほど経った頃でしょうか。一週間ぶりに帰ってくる夫を待
ち遠しく思う心の変化に気づきました。週末が近づくにつれ、そ
わそわしている自分がいるのです。

そのうち、庭先の駐車場に夫の車の音が聞こえると、外まで出迎
えるようになりました。さらに一日一枚の投函を続けていると、
早く戻って来てほしい、顔を見て話したいという気持ちが募りま
した。

一週間の勤めを終えた夫に、少しでも喜んでもらいたいとの思い
から、和装し、薄化粧をして、三つ指をついて夫を玄関で迎えた
時のことです。目が合った瞬間、二人とも思わず吹き出してしま
い、何とも言えない和やかな空気に包まれたのでした。

還暦を越え、夫婦二人きりになってから始まった恋愛。相手への
真心を眠らせることなく向き合う時、夫婦としての喜びを更に紡
ぎあうことができるはずです。

パートナーが自分をどう思うかを探るよりも、こちらから歩み寄
り、近づく努力をすることで、何歳になっても、良い夫婦関係を
築くことは可能でしょう。
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夫婦、親子、兄弟姉妹、身近な人間関係を今一度見つめ直したい
ものです。


 

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