老いる心構え (160507)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
———————————————————-
誰でもすぐ老人になる。六十五歳までは〈あと二、三十年はある
から大丈夫だ〉などと思っていても、ガヤガヤとやっているうち
に、すぐ年寄りになってしまう。歯が、眼が、腰が、肩が……悪
くなってくる。だから、老年を軽視してはいけない。老人とは、
若い人の、あなた自身のことなのだ。

では歳をとった当の年寄り自身はどうしたらよいのか。その根本
的な心がまえは何か。五つほどあげよう。

(一)、体の具合が悪くなったら、まず〈永い間ごくろうさんで
した〉とその箇所に感謝といたわりの念をもつこと。「ありがと
う、あなたのおかげだよ」と、それらの手当をできるだけやって、
いたわることである。

(二)、周りの人、世の中のために、できるだけのことをする。
そして働くことである。働くとは、何も体を動かすことだけをい
うのではない。じっとして居(お)らざるをえない現状であれば、
眼を動かすだけ、声を出すだけでもよい。見たもの、聞いたもの
を人に伝え、それが何かの役に立てばよいのである。
「今日は雨だってよー」
「明日は風が強いってさー」
それだけでも役立つことがあるのではないか。少なくとも、積極
的に何か役に立とう、働こうとする気持ちをもつだけで若返る。

(三)、(二)をもとにして自分のことはできるだけ自分でする、
ということだ。少々歳をとったからといって、「できるだけ人に
してもらう」というようなことではますます弱ってくる。

(四)、何かにつけて興味をもち、感動し、趣味をもち、頭を使
って工夫する。笑ったり、歌ったり、仲間づきあいをしたり、ゴ
ミ拾いをしたり、忙しく暮らす。時には腹を立てたり、思ってい
ることをためずに吐き出したり、悲しい時には泣き、悪口を言い
たければ陰にこもらずに、どしどし言ってのける。そうやって肚
の中をいつもカラッポにしておく。そうして「いろいろとあるけ
れども、あの人は根はいい人なのだ」と人々から愛され、親しま
れることだ。

(五)、最後に死についての勉強をないがしろにしないことだ。
人は誰でもいずれは死ぬのであるから、遠慮したり、いたずらに
恐れたり、逃げたりせずに、正面から堂々と死を迎えるのがよい。
日野原重明医学博士は千人以上の患者の死に立ち会ってこられた
のだが、死について勉強しようとしている人ほど、いざという時
安心して臨む率が高いようだと述べておられる。

以上は「老いる」に当たっての老人自身の心がまえであるが、こ
こで老人には老人の活力があることを強調しておきたい。

何といっても歳をとっているというのは、それだけの経験を積ん
でいるということだ。その力は何も若者のような腕力をもてとい
う意味ではない。死は生なりとの意味をこめての活力である。死
についても、また現実の生の経験についても、老人は若者よりも
造詣が深いのであるから、それらを若い人たちにPRする必要が
ある。何の遠慮もいらない。折につけ、機に臨んで、どしどし教
えてやるのがよい。それがまたさらに活力を増すことにつながる
のである。(『丸山竹秋選集』より)
———————————————————-

誰でも歳をとる。10年なんてあっという間です。10年後ある
いは20年後こうなる。といった、時間の経過が伴わないと達成
できない目標を設定すること。見つけることが老いない秘訣かも
しれません。


 

ページの先頭へページの先頭へ
株式会社ドゥアイネット
は、iOS/AndroidのARアプリ開発とWebシステム開発を中心としたIT関連サービスを提供しているシステム開発会社です。