すべてはわが師 (160728)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
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数年前より、健康診断の結果が芳しくなかったN氏。一念発起し
て、ウォーキングを始めました。万歩計を購入し、一日一万歩歩
くことを目標に掲げました。

しかし、なかなか効果は現われません。何度もやめようと思いま
したが、妻に「頑張ってね、いつまで続くかわからないけど」と
言われたことで奮起しました。〈よし、絶対続けてやるぞ!〉と
決意。三カ月、半年と続けていくうちに、体が軽くなるような感
覚を覚えました。

食事にも気をつけるようになり、一年後の健康診断では、数値が
大幅に改善していたのです。体重も五キロほど減っていました。

ウォーキングを続けて成果が出たことは、N氏にとって大きな自
信になりました。やればやった分、結果が出ることがわかり、続
けることの大切さを実感したのです。

健康な体を取り戻すことができたN氏は、充実した日々を送って
いました。しかし、思いがけないところから、心の平穏が崩れて
いったのです。

ある日妻に「たまには皆で食事に出かけようか」と声をかけると、
「お金がもったいないから」と断られました。また、子供にも
「どこかに出かけよう」と誘うと、「めんどくさいからイヤだ」
と断られたのです。何気ない家庭内でのやりとりですが、N氏に
は面白くありませんでした。それどころか、無性に腹が立ったの
です。

〈父親である俺が誘っているのに、なぜ断るのか、なぜイヤなの
か〉〈忙しい中、これだけ家族のことを考えているのに、何も分
かっていない!〉と、苛立ちを抑えることができません。

次第に家庭内での会話も減っていく中、『万人幸福の栞』のある
頁が目に留まりました。

「人を改めさせよう、変えようとする前に、まず自ら改め、自分
が変わればよい」という、長年読んできた一節が、初めて、自分
の問題として響いてきたのです。

まさに自分は家族を改め、変えようとしていました。ウォーキン
グで結果が出たのと同じように、「自分がこれだけ思っているの
だから、家族もそれに応えるはずだ」という、一方的な思いを押
し付けていたのです。そして、思い通りにならないことに腹を立
て、家族を責めていたのでした。

〈肉体は健康になったけど、内面は不健康だったな〉と心の内を
振り返りながら、N氏は、やればやるだけ結果が出るウォーキン
グと、人の心は違うのだと気づいたのです。「ひとりよがり」だ
った自分を反省したN氏は、家族の気持ちや状況を思いやるよう
になりました。そして、妻や子供の話を、まずは「そうだね」と
聞くように心がけました。

また、職場においても、社員の意見を聞いた上で、アドバイスを
するように変わってきたのです。

ストイックに自分を磨き高めていく生活は、独善と隣り合わせで
す。家庭内の問題を機に、自分を深く見つめたことで、心のあや
まりに気がついたN氏。体の贅肉(ぜいにく)と共に、心の贅肉
も取ることができたのでした。
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すべてはわが師。学び気づき成長していきましょう。


 

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