多面的だから面白い (160805)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今週の倫理より
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「ケチだなァ。人に奢ったこともなく、祝儀や香典なんかも並外
れてすくないんだ。へんなやつ」と言われていたある人が、年を
とってから、それまでケチケチとためてきた大金を、ポンと福祉
施設に寄付をした。そして自分は清貧の暮らしを続けている。

「あんな口悪婆さんが」と言われている人が、その実、意外にも
たいへんな温情家だった。何でもハイハイと受けるので、「とて
もスナオだ」と思われている人が、あるときには、とんでもない
強情ぶりを発揮してテコでも動かず、皆を困らせた。

短所の裏には長所があり、美点の裏には欠点もひそむ。ずるい人
が、案外正直であったり、正直な人が、案外頑固で、融通がきか
ず、迷惑をかけることもある。

たんに性格上の面だけではなく、善悪の面についても、健康不健
康の面についても、長い間にはさまざまな変化をみせたりして、
いったい、どれが本当なのかと戸惑わせる。

これらは他人事ではない。自分自身がそうではないか。いわゆる
倫理的でない面も多々あるであろう。喜んで働こうとしても、つ
い怠けたり、気をぬいたりする。しかし反省をして、まじめに働
きだす。愛したかと思うと憎んだり、また反省をして穏やかにな
ったり…。非倫理的な面も多いが、倫理的なところもある…とい
った具合ではないか。どれもこれも事実であり、本当なのだ。

ということは、人の一面だけにとらわれて、他の面のあることを
見失うなということであり、生き方をあらため、改善に意を注げ
ば、よい面が現われ、いい気になったり、つけ上がったり、油断
したりすると、いつでも転落するということだ。これらはあたり
まえのことばかりだ。しかしながら、現実は今現われている面に
とらわれることが多く、他の面を見失って、争ったり、喜びすぎ
たり、嘆き悲しんだり、迷うことが多いのではなかろうか。

実はこうした多面性は、人生そのものについても言えることであ
り、大にしては宇宙大自然そのものについても同様なのである。
真理はどこまでいっても不変である。

しかし、この世に現われた面(現象面)は、すべて長い間には変
わっている。四十五億年前(?)の地球の誕生、五十億年先(?)
の太陽系の消滅なども、宇宙の変化の一つにすぎない。

恐竜どもが覇をきそっていた地球に、今や人間どもが勢力を誇っ
ているが、さてこの先はどうなることか。

人生もその通りである。若い時の考えは老いてから変わることも
ある。思想や行動や、そして暮らしむきや、健康不健康などにつ
いても、成功や失敗や、いろいろな面をもちながら、人生は変化
する。

広く人生全般にわたって成功ばかりしていたのでは面白くはある
まい。失敗するかもしれないと用心し、またついに失敗したとい
う時点で、「しまった」「これではいけない」などと反省し、緊
張を新たにするから面白いのだ。

ドラマを見て、すべてがいいことずくめ、喜劇ばかりでは面白く
あるまい。人生はまさにそのドラマだ。多面的なのだ。だから人
生は高く大きく、味わい深くて面白いのである。
(『あなたは生命の元を見つけたか』より)
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いろんな事との出会いが人生。「これがよい」と受けとめ前進し
ていきましょう。


 

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