相手を思う心 (160815)

親愛なるみなさん、おはようございます。今日もツイてます。

今日は終戦記念日です。致知一日一言プラスαより
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日本の未来、家族の未来のために命を捧げた特攻隊員たちを見送
り続けた、鹿児島知覧・富屋旅館の鳥濱トメさんのエピソードを
特別配信させていただきます。

■「ホタルになって帰ってきた特攻隊員」

トメは「ホタルになって帰って来る」と言って飛び立っていった
宮川三郎軍曹の話もよくしていました。

宮川さんは20歳で、一度、加世田の飛行場から出撃したけれど、
機体の不調で引き返してきました。そのとき一緒に飛び立った隊
員は全員戦死していたため、知覧に移動してからも一日も早く出
撃したいと訴えていたそうです。

その宮川さんに出撃命令が下りました。出撃の前日、昭和20年
6月5日の夜に、宮川さんはやはり機体の不調で引き返してきた
滝本恵之助曹長とともに富屋食堂に別れの挨拶にやってきました。

そのとき宮川さんは「今度こそ、どんなことがあっても見事轟沈
させて帰ってくる」とトメに言いました。

それを聞いてトメは小首をかしげました。体当たりすれば命はあ
りませんから、帰って来たくとも帰ってこれるはずはありません。

トメは宮川さんの言葉が気になって、「どげんして帰っとな?
(どうやって帰って来るの?)」

と思わず聞いてしまいました。すると宮川さんは窓の外に目をや
って、藤棚に来ているホタルに目をとめていいました。

「ホタルになって帰って来る」それからこう言葉を加えました。

「だからホタルが来たら俺だと思って、追っ払わないで受け入れ
てほしい」

「でもどうやって宮川さんのホタルを見分けたらいいの?」トメ
の長女の美阿子さんが尋ねると、宮川さんは食堂の玄関を指差し


「あそこから入って来るから。滝本と二人だから二匹だよ」と答
えました。

「何時頃に帰っていらっしゃるの?」今度は次女の礼子さんが聞
くと

「9時だよ。明日の晩の今頃に帰って来るようにするから、俺た
ちが入れるように、店の勝手口の引き戸を少し開けておいてくれ
よ」と答えました。

「わかった。そうしておくよ」トメは言いました。

「俺が帰って来たら、みんなで『同期の桜』を歌ってくれよ」

「わかった、歌うからね」

「それじゃあ、おばちゃん、お元気で」

翌日の夕方、一緒に出撃したはずの滝本さんがしょんぼりとした
様子で富屋に現われました。

「あら今日は一人なの、宮川さんどうしたの?」トメが尋ねると、
滝本さんは首を振りながら言いました。

「悪天候に見舞われて、開聞岳を過ぎたあたりから霧が深くなっ
て全く視界が効かなくなった。引き返そうと何度も宮川君に合図
を送ったのだが、宮川君は『俺は行く、お前は戻れ』と合図をし
てそのまま行ってしまったんだ」

そのとき、長女の美阿子さんが大きな声を上げました。

「お母さん、お母さん、ホタルだ!ホタルが入ってきた!藤棚に
ホタルだ!」

トメが勝手口にかけつけると、確かに美阿子さんが指さすほうか
らホタルが一匹入ってきました。時刻を見るとまさに9時。

「このホタルは宮川さんですよ!ゆうべここに来て、見事撃沈し
たらホタルになって帰って来るからと、約束して行ったんです!」

礼子さんがそう言うと、富屋にいた全員が騒然となりました。

「宮川だ、宮川だ!」「宮川が帰ってきたんだ!」

それから宮川さんが望んでいたようにホタルを取り囲むようにし
て『同期の桜』をみんなで歌ったのです。

あるとき、トメはこんな話をしてくれました

「人は役に立つとか、
立たないとかではなく、
相手を思う心ですよ。
相手を思う心があれば、
決して日常の些細な揉め事も、
食い違いも、いさかいも、
人が人を殺し合うような戦争にまでは
発展していかない。

相手を思う心とはね、
思いやりとはまた違うと思う。
思いやりは片方が高い所から思って
やっているという言葉。
けれどおばあちゃんの言う、
思い合う心は双方が同じ目線に立って
初めて成り立つということ。

今、自分が相手を思って
手を差し伸べるときなのか。
今、自分が相手を思って見守るときなのか
今、自分が相手を思ってじっと
耐えなければいけないときなのか。

相手を思ってなす行為ですよ。
これが観音様の心。慈悲慈愛の心。
これを伝えていってほしい」
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相手を思う心と思いやりは違う。なるほどと思いました。慈悲慈
愛の心があれば、争いは無くなると思いますね。


 

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